欲しいもの
ベランダのお布団を部屋に入れて欲しい
だって
咳が苦しいから
洗濯機と壁の間に落ちた靴下を取って欲しい
だって
手が抜けなくなったから怖いもん
手伝って欲しいの
一度でいいから大丈夫?もう治った?
と言われてみたい
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ベランダのお布団を部屋に入れて欲しい
だって
咳が苦しいから
洗濯機と壁の間に落ちた靴下を取って欲しい
だって
手が抜けなくなったから怖いもん
手伝って欲しいの
一度でいいから大丈夫?もう治った?
と言われてみたい
虹で作ったメビウスの輪
永遠を誓ったのに
とっちが表でどっちが裏なのかわからなくなる
たくさんの数字でできているから
計算できないの
中心はどこだと思う?
輪のなか?それとも外?
自分のことを許すとね
傷が消えてくれたらいいと思います
深い傷も
ちょっとしたすり傷も
サイダーみたいな泡に包み込まれて
それから透明になってね
消えてくれたらいいと思います
おでこが風に吹かれて
洗いたての髪がゆらゆら揺れて
呼吸が静かで
大地の愛に包まれて
静かに時が過ぎる
そうすると手も足もあたたかくなる
それから
まっすぐ前を見る
僕のオケはカノンを演奏していて
ももが観客席に座っていた
練習している間
退屈もしないで聴いているんだ
いつも嫉妬しないくせにさ
ももはカノンに嫉妬するんだよね
それにももはさ
変に真面目なところがあるのに
僕が待っていて欲しい時
待っていないんだ
気まぐれなももを
よく走って追いかけたよね
カノンを聴くといつも思いだす
カノンが好きで涙がこぼれていたももと
気まぐれなもものこと
今はずっと待っているんだね
想いが届かない大切な誰かのことを
許せないと思う
怒りが込み上げてくる
許そうとするから許せない
しばらくして
どうやったら許せるのだろうと思う
自分が相手を傷つけるようなことをしたのかしら?
自分にはまだ学ぶべきことがあり
何かが足りなかったのではないかしら?
と思う
でも
許しましょう
自分のことも相手のことも
許しましょう
言われたマイナスの言葉は
弔いましょう
何かをしてもらえるから
何かをもらえるから
「ありがとう」ではないのです
そこにいてくれるだけで
「ありがとう」なのです
人はみんな同じで
あの人は価値があり
あの人は価値がない
なんてことはありません
どのような人であっても
その人を見下してはいけません
そこにいてくれるから
「愛している」なのです
体調が悪くなりあのひとに
いつものように無視された
罵る言葉が
変に頭に響いた
威圧的な表情が
怖かった
今日はいつもみたいに
耐えられそうにもなくて
いつもより黄色いカーテンが怖く思えた
ももは海が大好きで
何時間でも海を見ていたくて
子供みたいにずっとはしゃいでいたよね
ももの靴が砂で汚れていて
僕が慌てていると
いつの間にか裸足で歩いていて
砂だらけになったももの足を
僕がやわらかいタオルで拭いた
ももは、とにかくよく笑うんだ
それに
たわいない話を嬉しそうにしゃべる
ひとりでは何もできないだろう・・・と
思わせるくせに
意外に芯が強いから驚いたこともあったね
今日こそ怒ってやろうと思ってさ
ももに会いに行くんだけれど
ももの顔を見ると怒れないんだよね
そう言って照れる僕を見てまた
花が咲いたみたいにももが笑うんだ
いつかももは
どこかへ行ってしまいそうで
僕の前からいなくなりそうで
いつも心配だった
驚くほど我がままで
怒ると怖いもものことが
誰よりも大好きだった
ももはもう
忘れてしまったかもしれないけれどさ・・・
今
悲しい思いはしていないんだろ?
うんと愛されているんだろ?
もし悲しい思いをしていたら
愛されていないのだったら
あの時
ももの手を離すんじゃなかったと
僕は一生後悔する
時が過ぎることをどう思う?
好きな人がいて
思いがいっぱいで
手を伸ばしても届かなくて
泣き虫で
それでも時が過ぎることをどう思う?
泣き虫は嫌いかしら
好きな人が好きなものを
わたしも好きになったら
好きな人が大切に思うものを
わたしも大切に思ったら
好きなものと大切なものが
毎日毎日増えますね
人を好きになることは
好きなものと大切なものが増えること?
あなたに出会えてよかった
ガムランボールみたいに
願いを叶えてくれる訳ではないけれど
サンキャッチャーみたいに
幸せと虹を運ぶ訳でもないけれど
出会えただけで
もう幸せだもの
大切なものはね
眼には見えないの
お花みたいに笑えるような幸せを
あなたに出会って見つけた
鈴・・・
ちいさくチリチリという音がする
ブレスレットの鈴
大好きな彼を見ていると
鈴を身につけたくなった
彼はちいさな鈴の音に
気づいてもいなかったけれど
わたしはここにいるの・・・と
伝えたかった
もうずいぶん昔のことみたいに
思えるけれど
ストレスから身を守るために
思考を停止する
普通でいられないのは
恥ずかしいことではなくて
当たり前なので
いつも通りにしてあげることが大切です
青白い顔で
マンションの庭をヨタヨタ歩いていたら
掃除のおばさんにこう言われた
何も悪いことをしていないでしょ?
何も悪いことをしていないのだから
堂々としていたらいい
堂々としていなさい
3人も4人も子供を産んだらいいの
わたしの涙が
今にもこぼれそうになったから
うなずいてみせた
人生の先輩の大切な言葉を
心に刻みます
去年の7月7日
私は七夕飾りを作って笹の葉に結んでいた
当日ギリギリに心をこめて
飾りが多すぎて笹がしなっていて
そんな笹が気の毒に思えた
その後私は
短冊にお願い事を真剣な眼差しで書いた
彼に会えますように・・・
夜になってから
夜空からはよく見えて
家からはよく見えない場所を探して
短冊を背伸びして結んだ
あれから一年
ご迷惑だから諦めようとあがいたくらいで
彼への想いは何も変わっていない
想いは変わらないまま
今日の七夕を受け入れる
彼に会えますように は
欲張りなお願い事だったのかしら?
なんて思いながら
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