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人に嫌な思いをさせて
悪いことをすれば、
頑張らなくても注目してもらえる
良いことをするのは
大変
しかも面倒
叱られることが嬉しいわけではない
怒られることは嫌なことだよ
でも
放っておかれることがもっと嫌
悪いことは
手っ取り早く注目してもらえる
だから繰り返す
相手の役に立って褒められること
相手を思いやって
喜ぶであろうことを行うのは
とっても大変なこと
だから
悪いことばかり繰り返す子がいたら
そんな子はたくさん褒めて
たくさんお礼を言ってあげましょう
良いことをして人に見てもらう経験をね
たくさんたくさん与えましょう
経験が変えてくれます
静かに静かに時が流れて
消えないと彼が伝えてくれたから
消えない気がした
カタチを作るまでに
笑っても怒っても
3日くらいかかるけれどね
消えるわけないのに
今にも消えそうで怖い
相手の前から消えようとすることも
怖い
何かで繋がっている気もするけれど
何も繋がっていない気もする
精一杯を見た気もするのに
気まぐれだった気もする
夕日でコンクリートがあかくなるように
私もあかくなった
あかいもみじが
何か持っているように見えた
音楽についての記事も鳴りをひそめて
私がピアノを弾いていたことさえ
忘れてしまいそう
練習しないから
指が動かなくなっているかも
彼とさよならをしてから
しばらくは悲しい音を出していたのだけれど
突然何もできない気がしてきて
弾けなくなった
別に職業にしているわけではないから
いいのだけれど

赤ペンでなぐり書きしたのは
何先生だったのかしら・・・
ピアノの先生が7人も変わったから
思い出せない
いつかまた
いつかきっとね
幸せだろう・・・と言われた時
そんなことない・・・と笑って答えたけれど
家に帰ってソファーに座ったら
我慢していた涙があふれ出てきて
高いところに手を伸ばして
何もなかったみたいで
伸ばした手が痛いような
胸が痛いような気がした
どうして自分が悲しいのか
どうしてひどく傷ついているのか
よくわからなかった
透明な傘を流れる雨水が
涙みたいなのに
雨音がエチュードに聞こえる
あの時の胸の痛みは
しばらくして雨粒みたいに
空に消えていったと思った
なのにまた
冷たい雨粒になって降ってきた
私が強くなんてないことは
一番気づいて欲しかったことだから
だから悲しくて
雨は冷たい
未成熟な愛は
あなたが必要だから
あなたを愛すると言い
成熟した愛は
あなたを愛しているから
あなたが必要だと言う
寂しいという心の隙間を
相手で埋めようとするのは間違い
だって未熟な愛は
相手への愛というより自己愛
愛情は自分に向けられている
だから
相手に愛は届かない
自分の心の隙間を埋めるために
相手を利用している場合は
相手からも利用される存在になる
自分の依存心とは決別
精神的な自立をするべき
自分の理想を相手に押しつけないで
ありのままの相手を受け止めるべき
なんて言うけれど
相手を愛するということに
良いも悪いもない気がする
罪の意識とはなんだろう
罪の意識も
相手には届かないのかしら
わたしの「大好き」は
厄介な代物です
小学生の時のお話
クラスの劇かなにかで
白雪姫をやることになって
それで男の子のお母さまが
台本を書いてくださった
魔女のセリフがとても多くて
それはそれは面白い台本でした
クラスの女の子が
白雪姫役を奪い合っているなか
わたしは念願の魔女に!
鏡よ鏡よ鏡さん
世界で一番美しいのはだ~れ?
鏡は答えます
それはお妃さま
あなたです
白雪姫を殺しておしまい
家来は答えます
はい
仰せの通りにいたします
白雪姫がりんごを食べて倒れた後
おばあちゃまに借りた杖を持った
わたしは
黒い服を脱ぎすてて
ほ~ほ~ほ~ほ~
これで私が世界一美しい~と
叫ぶ
このシーンは拍手喝采でした
好評につき体育館で上演です
白雪姫より目立ってしまったわたし
白雪姫が
王子さまにキスの真似をされているのを
どや顔で観ていたのでした
ももさんは社員旅行でバスに乗る時
窓際に座っていた僕の隣に
はしゃぎながら座ってきた
それから
楽しそうにおしゃべりをしていた
休憩場所で
突然ももさんは僕を押しのけて
ちょっと開いていたバスの窓から
大声で上司を呼んだ
呼び捨てだ・・・
さらに
うどん買ってこ~い♡と叫んだ
上司が笑いながら
うどんを買って運んでいたけれど
ももさんは他の上司に
ひどく叱られていた
いくら仲が良くても
呼び捨てはないだろう・・・
ももさんはうどんを食べながら
ちょっぴりすねていた
少し大人しくなって
音楽を聴いているももさんを
僕は笑いながら見ていた
ももさんも 笑った
しばらくしてももさんは
時々
僕の家に遊びに来るようになったんだ
突然遊びに来て
突然帰る
ある日僕は
ももさんを抱きしめた
でも
ももさんはわかってくれなかった
好きだという気持ちが
ももさんには伝わらないんだ
何を言っても何をしても
こんなに好きなのに伝わらないんだ
ももさんの心は壊れてしまっていたから
だから僕は
帰ろうとしたももさんを部屋に閉じ込めた
何時間も何時間も
ももさんは悲しそうに
「帰るね」と言った
診察日の空は
青に白を混ぜた絵の具で塗ったような
きれいな空で
いつの間にか紺色のロングニットがずり落ちて
左肩が見えていた
おっと
病院に入るといつもの香りがして
相変わらず人が多い
番号が書いてあるドア
扇風機の風 看護師さんの声
担架で運ばれている人
担当医の先生の「お入りください」
先生
ちょっとやせたかも?
お仕事大変なのかしら
悪さをしているのは
気温差
花粉やダニ
じゅうたんや毛布
教室のほこり
校庭の冷たい風みたい
なかなか止まらない咳
うまくいかない深呼吸
続かないおしゃべり
歩くことが辛いことも
おはなしした
発作が
頻繁に起きているのに
予定を入れてはいけないと
わかった
ちょっと笑って
お礼を言って
薬の量が増える
吸入ステロイドを使用していると
発作がわかりにくいのね
肺の末端ってどんなかんじだろう
公園をお散歩して帰りたかったな・・・
僕のももは
まったく無防備なやつなんだよ
出張先で初めて出会った時なんだけどさ
ももは僕の隣で
屈託がない様子で笑いながら
飲んだり食べたりしていた
時々僕の方を見て笑った
部屋に戻って仕事仲間と
飲み直そうという話になって
ももって人を呼ぼう・・・
ということになったんだ
僕はドキドキしながら
ももの部屋に何度か電話した
ももは入浴中だったらしくて
しかも酔っ払ってぶくぶくしていた~?とかで
なかなか電話に出なくてさ
やっと出たと思ったら
「あっ!お風呂に入っていたんです
お疲れさまです」
なんて言ったよね
「僕の部屋で飲みませんか?」と
誘ってみたら、
「パジャマでもいいですか?」と
言ったんだよ
本当にパジャマで現れたもも
みんなで飲み直していたら
酔っ払ったから
ここで寝ちゃおうかな?なんて言って
僕のベッドに座っていた
みんな笑っていたんだけれど
僕は慌ててももの部屋で寝ようとしたんだよ
するとももは突然立ち上がって
「ありがとうございま~す おやすみなさい」と
言って
深々と頭を下げた
ぶかぶかのパジャマと
無造作な髪
寝ぼけた顔がとてもかわいくて
僕はもものことが大好きになったんだ
自分からは何も言わない
行動しない
何も考えないふりをするのは
やめよう
成績がいいとうわさされても
妬まれても
何もしなくていいのです
自然に
しっかり屈んでいるのは
次によりよいジャンプをするためです
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