無防備なももと僕
僕のももは
まったく無防備なやつなんだよ
出張先で初めて出会った時なんだけどさ
ももは僕の隣で
屈託がない様子で笑いながら
飲んだり食べたりしていた
時々僕の方を見て笑った
部屋に戻って仕事仲間と
飲み直そうという話になって
ももって人を呼ぼう・・・
ということになったんだ
僕はドキドキしながら
ももの部屋に何度か電話した
ももは入浴中だったらしくて
しかも酔っ払ってぶくぶくしていた~?とかで
なかなか電話に出なくてさ
やっと出たと思ったら
「あっ!お風呂に入っていたんです
お疲れさまです」
なんて言ったよね
「僕の部屋で飲みませんか?」と
誘ってみたら、
「パジャマでもいいですか?」と
言ったんだよ
本当にパジャマで現れたもも
みんなで飲み直していたら
酔っ払ったから
ここで寝ちゃおうかな?なんて言って
僕のベッドに座っていた
みんな笑っていたんだけれど
僕は慌ててももの部屋で寝ようとしたんだよ
するとももは突然立ち上がって
「ありがとうございま~す おやすみなさい」と
言って
深々と頭を下げた
ぶかぶかのパジャマと
無造作な髪
寝ぼけた顔がとてもかわいくて
僕はもものことが大好きになったんだ
コメント