さくらいろ
わたしのこと嫌いになった?
嫌いになった事は1度もないですから・・・
そう言った彼はわたしより年下で
焦点が合わない満開の桜の花びらの近くで
夜桜と満月を私に見せてくれようとしていた
一緒に歩いているだけのわたしは
何も考えていなかったけれど
たくさんのことを考えてくれている
彼の横顔を見ながら
時々笑った
ちょっとだけ離れて彼について歩いた
それから
夜桜を見上げて
わたしは
きれい・・・と言った
彼は私の願いを
叶えてくれようとしているように見えて
桜はガラスを溶かしてまた膨らましたように
艶めいて見えた
この世の中に
罪というものが存在するのなら
これを罪と表現するのだろうか・・・
なんとなくそう思った
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コメント
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こんにちは
夜桜と満月
なかなかいいですね。
でも、ちよっと複雑な関係で
きごちない二人という感じです。
今という時間を楽しんだらどう?
投稿: pauchin | 2012年4月21日 (土) 06時20分
罪・・・・。
そうかもしれない。
でも、相手はそう思ってない・・・
だから余計・・罪っておもふ・・・。
何となく同意^^なpez。
投稿: pez | 2012年4月22日 (日) 14時41分
pauchin様へ。
pauchinさん、ありがとう。
お返事が遅くなってごめんね。
そうそう、とってもぎこちないんです
投稿: もも | 2012年4月24日 (火) 18時13分
pez様へ。
pezさん、ありがとう。
お返事が遅くなってごめんね。
罪ってね、
とても美しいものなのかもしれませんね
投稿: もも | 2012年4月24日 (火) 18時15分