ひとつ終わって
ひだまりで菜の花が咲いて
ちいさな木のプレートに
黄色い文字で「なのはな」と書いてあった
あの時バスに乗ったわたしは
久しぶりにバスに乗ったことが
嬉しくてはしゃいだ後に
ひだまりで居眠りをしているような
気持ちになった
どうして友人は
バスの一番後ろの席とひとつ前の席を選んで
どっちがいいのかわたしに聞いたのかしら・・・
なんてことを考えていた
それから隣に座った友人のことを
首を傾げて覗いてみた
彼はいろいろ説明してくれていたから
窓から外の景色も気になったけれど
バスはどこまでも走っていて
迷子になった気分だった
わたしは友人のことを
説明が上手だよね・・・と思いながら
たっとんだ目つきで見ていた
時々笑いながら
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