夢のち涙

夢の中で彼からメールが届いて

内容を読むと

会う時間と場所を決めてくれていた

嬉しかった

大事な仕事先で少し時間を確保できそうなので

１時３０分にね・・・

とあった

私は

もう少し日頃からキレイにしておけばよかったと

後悔しながら

急いで支度をしていた

だけれど

嬉しくて慌てていた

彼は誰かの心臓の具合が悪いから

短時間しか会えないと言っていた

そちらを優先してもらっていいと

連絡しようとして

約束の時間が過ぎてしまった

もう過ぎている・・・

会えないのだと思った

すると

大勢の人のなかを歩いている彼が見えた

そのまま行ってしまいそうだった

彼は私を見つけて笑った

私はひどく安心した

そして私も笑った

何かお話しをしたけれど

夢の中の私が

涙が流れていることが気になって

よく覚えていない

もう会えなくてもいいと思っていて

そんなことを言った気がする

彼が

かわいいけれど　ぽっちゃりだね

と言った

私が怒ってふざけていると

彼の表情が悲しくなって

目が覚めるのだとわかった

「ありがとう」

夢で会えて嬉しかった・・・そう伝えた

彼は私を見ていたけれど

そのまま彼がぼやけていくみたいに目が覚めた

大好きだということは

伝えなかったけれど

もうわかっているよね

嬉しくて悲しくて

目が覚めてからしばらく泣いて

また泣いた

今日は

いろいろな人や物に

感謝したくなる日になった