ひまわりの絵
私はひまわりの絵を描いていて
画用紙に咲いたそのひまわりは
大きく鮮やかで
ミツバチが飛んでいた
父がとてもほめてくれていたらしく
私はこの光景を
幼かったので覚えていないけれど
家族がそう話す
記憶とは曖昧なもので
嫌な記憶ほど印象に残る
その後
絵や作文で賞をもらっても
両親に褒めてもらった記憶が
あまりない
初恋が美しく
いつまでも鮮明なのは
嫌な記憶がないから
記憶の魔法なのかもしれないと
思いながら
愛されることを教えてくれた父を想う
父が病気になるなんて
心配で胸が痛い
ハードケースに
少しでもわたしの顔色がよく見えるワンピと
父へのお土産
元気がなかった母へのお土産に
ちょっと派手な洋服を入れた
父が今川焼が好きなので
お土産に買いたいと話す息子の声が聞こえる
それから
留守中の食事を作って冷凍して
布団を洗う
雑誌に海の写真があったので
しばらく見つめた
万が一
実家でわたしになにかあったら
それも運命なのだろう
もう花火を見ることがない気がして
冷凍庫を開けた時
涙がほろりと落ちた
鏡の前で笑ってみた
誰かのために
何かをしたいと思っても
大げさなことはできないけれど
笑顔を見せることは
わたしにもできる
« 幻の美学 | トップページ | わたしはまっすぐに »
コメント
« 幻の美学 | トップページ | わたしはまっすぐに »
こんにちは
笑顔は 心(気力・自愛・人情)の結集だと思います。
私は 時に白衣を着て巡礼に旅立ちます。
天候・体調・ミスにより 予定通りには進みません。
巡礼は 生き残るために今何をすればよいかを学ぶ。
命の継承、ただただ生かされていることに感謝します。
投稿: アットマン | 2013年8月 5日 (月) 14時18分
アットマンさん、コメントありがとうございます
お遍路さん?ですか?
わたしの父はお寺のボランティアをしているのですが、
よく巡礼の旅に出かけています。
アットマンさんはお線香の香りがしますね。
ご先祖様に守られて、
すべてに感謝して生きていらっしゃるのでしょうね。
お子様の体調はいかがですか?
暑い日が続きます、ご自愛ください
投稿: もも | 2013年8月 5日 (月) 15時11分
こんにちは。
ももさんの笑顔素敵です。(想像だけど…)
大丈夫。大丈夫。
帰ってきたら、またハシビロコウのお話ししましょう。
投稿: shin | 2013年8月 5日 (月) 16時00分
shinさん、コメントありがとう
笑顔がお花が咲いたみたいって言われるのー
かわいいと思うんですけれど
なーんて、あはは。
大丈夫をありがとう
ハシビロコウ・・・
はい
いつも元気がない時に、
励ましていただけて感謝しております。
有意義な夏休みをお過ごしくださいね
投稿: もも | 2013年8月 5日 (月) 16時28分
ももさま
大きなお目々で笑顔いっぱい!
それだけで周りを幸せにしてくれそう。
つい、甘えてしまうのですが。
家を守ってくれていることに感謝せねば、と。
服がタンスにしまってある。
不自由なく服が着れる。
トイレがいつも綺麗で気持ちいい。
入りたい時にお風呂に入れる。
歯磨き粉や石鹸、消耗品にことかかない。
他にも何気なく過ごしている日常がある。
これって、ホント家を守ってくれている人がいるから、当たり前の様に生活が送れてるんだよね。
そう思うと、ももさま、普段から笑顔だけでなく、いっぱい頑張っているのではありませんか?
素晴らしい。
旅行の準備、着々と進んでいますね。
投稿: ぜっふぁぁ | 2013年8月 6日 (火) 04時41分
ぜっふぁぁさん、コメントありがとう
はい、少しずつ進んでいます
大きなおめめでかわいいでしょ~?
お友達に『必殺おじさん殺し』と言われたことがあります。
殿方には何でも許してもらえますし、
親切にしていただけますョ。
僕のカードでどうぞと言われて、
イオンのお水を2本も無料にしていただけました
だから男性に甘えて、
調子に乗ってここまでやってきたわけです
反省・・・。
ぜっふぁぁさんは、
優しい目線で女性をご覧になっているのですね。
体調が悪いなか必死で頑張っていても、
家事はなかなか感謝されることはないですから。
でもわたし、
自分をあまり大切にできなくて、
家族のためにどうしても無理をしてしまうんです。
この前なんて、電車で倒れて男性をなぎ倒したの。
恥ずかしすぎです。
ぜっふぁぁさん、
いつも、ももさんのことをよく考えてよく見てくださって、
ありがとう
大切に?思っていただけているような気がして、
嬉しいです
投稿: もも | 2013年8月 6日 (火) 16時26分
記憶ってどんどん忘れますよね。何気無い日常ほど全く記憶が無い…。
自分は毎日怒られていた記憶は有るけど、褒められた記憶があまり無かったです…。
毎日辛かったなぁ、としか覚えてませんでした。
先日そんな話を実家で両親に伝えてたところ、小学校の時に自分が書いていた日記を見せられました。
ピアノ出来た時には外食連れて行ってくれてたり、コンクール入賞時にはケーキで祝ってくれてたり…。
びっくりする程褒められていた事を思い出しました…。
嫌な記憶ばかり印象に残るって、誰でもそうなんですね^^
お父様、何とも無いと良いのですが…。
またももさんと元気にお会いできますよぉに!
投稿: ヘペレケ | 2013年8月11日 (日) 23時51分
へぺ殿、ありがとう
父はね、とても元気でしたので安心しました。ご心配をおかけしました。静かな実家でひとり、メロディが流れるたびに大好きなへぺ殿のことを考えました・・・。
はい、嫌な記憶は刺激が強いからインプットされやすいのです
でも、親が子に何かを教えることって大変、目標設定も高くなっちゃいますし、愛情が空回りします。それに腹が立って仕方がないの。ご両親もきっといろいろ悩まれてのことだと思います。
勉強はお金を払って教えていただきますよね。だからご褒美はお小遣いではなくケーキになっちゃう。そうじゃないと、社会に出た時に勘違いしてしまうんです。働いていただくお金と勉強するために支払うお金。でもケーキや外食はステキ。なにそれー
ももさんね、音楽の世界は地道で、音の表現は努力の結晶みたいに思えるの。へぺ殿の毎日は苦しくもあり、楽しくもあったのでしょうね
ありがとう
投稿: もも | 2013年8月16日 (金) 21時30分