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2014年7月に作成された記事

2014年7月29日 (火)

ここにいるだけでいい

お布団の洗濯を

終わらせたわたしは

セミの声を聞きながら

せっけんの香りのまま

まどみちおさんの詩を

壁に飾ってみようと

少し背伸びをしていた

そこには


ぞうもマメも

そこにいるだけでいいと

書いてあった


そうそう

わたしは

ここにいるだけでいい


あなたは

そこにいるだけでいい


あなたは

あなたのままでいい


地球に守られて

それからそれから


壁に貼った詩を見上げて

考えていたら

いつの間にか


口がぽかんと開いていた

2014年7月28日 (月)

つかさどるもの

科学者のかたが

おっしゃったのですけれど

研究したがぎりDNAは

10ヶ所くらい不具合があるもので

それは

みんな10ヶ所なのだそうです


つまり

完全な人など

ひとりも存在しない

ということで


不具合が起きている場所の違いで

それぞれ

いろいろなことが

表面に現われているだけだ

ということです


みんな同じなのだから

その不具合の現れ方で

差別してはいけない


みんな同じで

みんな違う


みんな違って

みんないい


そういうことなのでしょうね

2014年7月23日 (水)

黒いアゲハ

ミモザ模様のスカートを買って

喜んでカメラを持ったら

なにか真っ暗で

とうとうカメラが壊れたのだと知る


壊れた と

小声ながら叫ぶ


今まで

海や森や

花や川を写してくれて

ありがとう


大事に使えなくて

ごめんね


雨に濡らして

砂だらけにして

転んで落として

ラブレターに付き合わせて

ごめんね


定期入れに入っていた

ちいさなグリーンのカメラは

最後一緒に

日傘のなかから

黒いアゲハ蝶を見て


その後

真っ暗になった

デジブック『 日傘からの情景 』鶸色の夏
http://www.digibook.net/d/6c44893f80180265776537b0804946dd/?m

よかったらご覧ください

2014年7月20日 (日)

『 日傘からの情景 』鶸色の夏

鶸色の夏を公開しました

よかったら一緒に

お散歩してみてください

さぁ どうぞ

デジブック『 日傘からの情景 』鶸色の夏
http://www.digibook.net/d/6c44893f80180265776537b0804946dd/?m

BGM アラベスク第1番

2014年7月16日 (水)

恋愛はゲームではない

目の前にいる誰か

目の前にはいないけれど遠い誰か

そんな誰かを愛すると

愛はあふれてきて

自分を包みます


そこに自己犠牲が

あったのかなかったのかは

わからないのです


ただ

真面目に頑張る

力一杯無理をする

そんなところはあったみたいで


自分を甘やかしてあげる

自分に優しくする

嫌な物から自分を守ってあげる

ただただ我慢しない

自分は大切にされるべきだと

自分をかばう

時に怒る

そんなことは

後回しになっていたみたいですCollage477

誰かを好きになる前に

自分を大好きでいたいです


ところで人を好きになると

感謝の気持ちがあふれてきたり

世界が美しいと感じたり

気がつけば自分が輝いていたりと

楽しいことが多いですね


だけれど

悲しいことや

苦しいことも多いです

これが

恋というものなのでしょうか・・・


それに

相手に好きになってもらおうとしても

好きになってくれるとは限らず

片想いだからといって

無理に好きになってよ

なんて言っても

そんなことは

無理してどうにかなるものではないです


相手も強要されると

嫌になるでしょうね


だから

彼に好きになってもらえない

連絡がない

それはそれでいいと

思ったりするのです


わたしは自然にここにいて

彼も

彼らしくそこにいたら

それでいいのではないか


特に幸せになれ

喜びを感じろ

そういうことではなく

好きにならない

連絡しない

そんな彼を認めていたい

うまくは言えないですけれど

そう思います


ですが大人の恋は

誰かを好きになる時

現状に満足していないから

好きになった

相手にくっついている付加価値が

好き

なんて誤解されやすいですね


詩を描くことが好きなわたしは

素直な気持ちを

おかしな言葉と

おかしな写真で表している


恋愛は

好きになってもらうための

ゲームや賭け事ではなく

純粋なものであって欲しいと

願います 

生きている

大切な命というけれど

命を壊さなければ

わたしは生きていけない


毎日大切な命をいただいて

生きている


世の中には無駄なことなんて

存在しないというけれど

生きるということは

無駄なことばかりしているようで


時々

わたしは何をしているのだろうと

思う


だけれどそれが

生きているという

ことなのかもしれないよ


木の葉が染まるように

わたしも頬を染めて

生きている

2014年7月13日 (日)

タウマゼイン

アゲハ蝶を

よく見かけるようになって

蝶がひらひらと舞うので

不思議に思って眺めていた


わたしの不思議と驚きは

科学者ではないけれど

いつも存在していて


写真を撮った後は

目の前の木や花に向かって

ありがとうと

つぶやいている


またひとつ癖が増えたみたい


先日ね

科学者のかたとお話しする機会があって

こんなことを知った

アゲハ蝶は

科学感覚子毛というところで

柑橘系の葉を

ドラミングして

探しているそうで

それは卵から生まれてくる

幼虫のため

味蕾と同じかしら Collage476

2014年7月 8日 (火)

ぽっかりこ

家族に

大切にしてもらっていると

感じる時でも

ひどいと思う時も

愛されていると感じる時でも

愛されていないよねと思う時も


元気な時も

元気でない時も


それはいろいろあるけれど

だけれど

そんなこととは関係なく

彼への思いは

いつも心のなかにあって


家族と過ごす時間も

おなかの左側あたりに

ぽっかりこと穴が空いたみたいで

手で隠してみるものの

隠しきれないで


淋しいぽっかりこが

指のすきまから覗いている

2014年7月 5日 (土)

片道天の川有料

偶然逢わせてくれる

逢わせ屋さんというものが

存在するらしい


そんなことを知ったのは

4年前だった


彼の姿を見ることは

もうないのだろう

とにかく彼に逢いたいと

毎日のように思っていた

そんなわたしの目に

飛び込んできたのが

逢わせ屋さんというものだった


偶然なんてないふたりの

偶然を装うってことみたい

逆に考えると

わたしがいつも

写真を撮っている公園のベンチに

足をぶらぶらさせているマックの席に

彼が運命的に座っている みたいなこと

偶然ですね・・・


わたしだったら

おでこに「嘘」と書いてありそう


天の川有料って

ところかしら

片想いだから片道?

片道はないでしょう

ぷふふ

おかしなことばかり考えるのは

やめて

空を見上げた


あなたの七夕の願いが

どうか星に届きますように

2014年7月 2日 (水)

つま先立ち

空が俄に透明でなくなって

雨音が聞こえてきたり

道ばたに咲く

アジサイが目に触れたりすると

もしかしたら彼がわたしを

思い出してくれるのではないかと

想う


だからわたしは

つま先立ちして

空に手を伸ばしたような

写真を撮るCollage461_2

アジサイがなくなって

夏が終われば

片想いは5年になる


もうすぐ七夕だから

何か書こうとしたのに

江戸風鈴のうたまろは

300年前も今も

どんな音色なのだろう

江戸切子や注染は

どれだけ美しいのだろう

なんてことを考えていた


暑い夏に

先人の夏の設えを見習って

風を変えてみるのも

彩りを添えてみるのも

おつ


どうしても聴いてみたくて

どうしても手に持って夏の日差しに

かざしてみたくて

心がはやる

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