物忘れがひどくて
最近物忘れがひどくて
あなたがいないと生きていけないと
思っていることも
わたしの名前を何度も呼んでくれないと
前を向けないことも
愛されなければ
呼吸さえできないことも
忘れてしまいそうで
放っておかないでくださいねと
伝えてからずっと
放っておかれている惨めなわたしは
季節外れの桜を咲かせました
誰からも見えない桜を
咲かせました
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最近物忘れがひどくて
あなたがいないと生きていけないと
思っていることも
わたしの名前を何度も呼んでくれないと
前を向けないことも
愛されなければ
呼吸さえできないことも
忘れてしまいそうで
放っておかないでくださいねと
伝えてからずっと
放っておかれている惨めなわたしは
季節外れの桜を咲かせました
誰からも見えない桜を
咲かせました
毒があるものは美しいのでしょうか
葉のない曼珠沙華は
奇妙ですが美しかったです
赤く燃えるような花は
悪から離れさせる天界の花
赤と緑と
空と水
大好きな白い子馬と
ぶんと飛んだ虫
言葉が似合わなかったので
そのまま公開します
デジブック『 曼珠沙華 』天から降る赤い花
http://www.digibook.net/d/b394af5b80980a2cf464b7a4e0494699/?m
BGM へ調のメロディ
よかったらご覧ください
夜中にひゅーひゅーと音がして
眠りから覚めた
怖い夢をみた時と
息苦しくなった時は
ひとりが心細くて
ベットパットをくしゃりとつかむ
洗面台の鏡の前に立つわたしは
ゲホゲホと咳をして
ひどい顔をしていた
心ってどこにあるのかな
頭かな
それとも胸かな
胸のボタンをはずす
ぴよちゃんはある日
背伸びをして大きく見せようと
張り切ってみたけれど
背伸びしていると気がついて
恥ずかしくなった
どうやっても
わたしはわたし
あなたの幸せを共に喜び
わたしに与えられた
ちいさな幸せを喜ぶぴよちゃん
足はまだまだ
なんだかいい香り
きんもくせいの香り
月の輝きは
わたしの立つところまで届いて
鈴虫の奏でる音を
わたしは月に届けた
街灯がなければ
どんな輝きなのだろう
ガラスのかけらを持って
月に重ねてみる
かけらのなかに入った月は
窮屈そうに輝いていた
少しすべらせてみると
はみ出した月の光が
かけらと一緒に光を放った
かけらを置いて月を
口をすぼめて見上げる
涼しい風が流れて
行き着く場所を
風がほんのりと指差している
月明かりで咲く花を
あなたは摘んではいけないと
言うだろう
じりじりと暑い日
蜂と戯れながら歩いています
夏の扉を
開けてみてください
ひまわりの花ことばは
あなただけを見ている
夏の元気なひまわりを
ちょっと違った光で
飾ってみました
BGM 水の戯れ
デジブック『 夏の扉 』
http://www.digibook.net/d/8d058f93b19f002c608f2714c24046cf/?m
初めてのひまわりです
ご笑覧くださいませ
もう5年
あなたを思い続けているので
どうか許して欲しい
漂流郵便局を訪ねれば
宛のないわたしの手紙が
ありそうです
わたし
瀬戸内の海は好きです
あなたの場所からは
海が見えますか
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