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2014年10月に作成された記事

2014年10月27日 (月)

『囀る絵手紙』

言葉やメロディをのっけて

歌うたう絵手紙を

作ってきました

小鳥の囀りが聞こえてきたので

今回はそのままそっと

公開します

大切なあなたへ

絵手紙のラブレターです

Collage

デジブック『 囀る絵手紙 』
http://www.digibook.net/d/5845e1df915b2a20ed2bbda44452868b/?m

BGM 小鳥の囀り

2014年10月24日 (金)

甘い香り

おそらく人が怖かったと思います

そんなわたしが

もう一度人を好きになれるわけもなくて

青空の彼に恋をしていると

気づいた時は

自分でも本当に驚きました

そんな秋の頃

彼は甘い香りがしていました

笑う

家族の前ではいつも

笑顔でいたいと思っていて

つらいことがあると

お手洗いで泣いていました


青空の彼を好きになった頃

彼の話しをして笑うわたしを

家族は嬉しそうに見つめていました


わたしが心から笑うと

家族はこんなにも嬉しいのだと

思いました


思いが届かないことは

初めからわかっていたことですけれど


わたしに笑顔をくれた彼に

感謝しています

2014年10月23日 (木)

一枚の絵

わたしはカウンセリングが苦手なので

相談場所として

母親にはとても厳しく

子育てについて

的確なアドバイスをしてくださる病院を

最終的に選びました


ドクターは

大変つらい思いをされてきたと思います

一緒に頑張りましょうと

本当に丁寧に息子たちを診てくださいました


わたしは多くのことを

その病院で学びました


忙しい毎日でしたが

信頼できるドクターや学校に恵まれたこと

両親や姉の支えがあったことに

感謝しています


その頃姉が送ってくれた手紙に

ゴッホの

「花咲くアーモンドの枝」の話しが

書いてありました


とても嬉しかったことを

よく覚えています

2014年10月22日 (水)

殴る蹴るの虐待が続いて

悪いこともしていない

何もない状態で

突然あのひとがちいさな息子を

殴る蹴る

ということが続いた


大声で怒鳴る

暴言を吐く

無視をする

そんなことは日常だった


息子が蹴られて転ぶ

息子が吐く

病気を放置される

そんなことは書ききれないほどにあった


わたしは息子を

助けることができなかった

2014年10月21日 (火)

木漏れ日の先

彼の指は白く細くて

関節が目立つ

彼のかさかさした薬指と

小指の間に

わたしの薬指を忍び込ませたら

この恋が

なにものなのかわかるでしょう

なにものなのか

知りたいのです

Collage28_9

2014年10月15日 (水)

関東の救急搬送

いつものように

息子とふたりでお買い物をして

フードコートで休んでいたら

息苦しくなった

ちょっと吸入してくるね

息子にそう言って

お手洗いでメプチンを吸入する

楽になるはずだった

だけれど

その時は悪化していることが

自分でもよくわかった


バックに入れていた

「救急車を呼んでください」というカードを持って

インフォメーションに寄りかかる

どうなさいましたかとインフォメーションのかた

心臓発作と間違えられてはいけないので

服用している薬

入院歴などを書いた紙も

一緒に渡す


咳き込みながら

救急車に乗ってね

息子にそう言って

わたしは用意された車椅子に乗った


すぐに到着した救急車は

喘息患者のかたですね

通院されている病院は間に合いませんので

一番近い病院に向かいます

という隊員のかたの迅速な対応で

背もたれを直角にされたまま

すぐに病院へと到着した


喘息ですね

ドクターが待ってくださっていて

点滴と注射の処置後

別室に運ばれる

息子は保険証を持って

ちょこんと廊下に座っていたらしく

手続きもあっという間に

終わっていた


呼吸が落ち着いたので

次の日には必ず

通院先に診察に行くということで

家に帰った

はやい・・・


お買い物先に置きっぱなしだった車も

駐車料金無料で

おだいじになさってくださいませと

戻ってきた

2014年10月11日 (土)

ネモフィラの咲く頃

ネモフィラが丘一面に咲く頃

ちいさな森を

愛するわたしは

青は美しいと想う

青は空のいろ

彼のいろ

前を向くわたしには

ネモフィラだけがみえる

わたしはあなたをみて

あなたがわたしをみると

ひとりにしかみえない

だけれど誰かがみたら

並んで立つ

ふたりにみえる

2014年10月 3日 (金)

僕にコスモスを

声楽の教授は

教授室にいつもおいしいコーヒーを用意していて

バラの絵を描いていた


声楽はというと

無謀な量の課題を出していた


大学のいたるところに

ちょっとした練習用のアップライトや

電子ピアノがあったので

わたしは小試験直前に

教授室前の電子ピアノでしっかりヘッドホンをして

焦りながら10曲くらい暗譜

やまかけをしていた


試験が始まって教授に呼ばれ

やまかけがはずれていたので

お礼だけ言って退場して

次の人のふりをして入場したら

その行動が気に入られて単位がもらえた

ということがあった


ちょっとやってみて

まさかさっき

そこで全部暗譜したの?

はい・・・とわたし

やまかけって あはは

すごいね

などと言われた


そんな

ふざけてあまり課題をこなしていなかったわたしが

気になったのか

教授はわたしを見かけるたびに

ねぇ 

僕はコスモスの花が好きなんだ

だからコスモスを持って来てよと

言った


秋が近づくと

もうそろそろコスモスが咲くよね

ねぇ

コスモス持ってきた?

とにかくコスモスの話と

たまにコーヒーと

バラの絵の自慢話をする


わたしはそう言われるたびに

嫌ですと

答えていた


できません

コスモス

嫌です

コスモス

持って来ていません

コスモス


そんな会話ばかりして

卒業したCollage19

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