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2015年9月19日 (土)

香りの手紙

青いみかんの

指先にうつる香りを

嬉しく思い

きれいな青に魅せられる

甘酸っぱさに

歌ってきた恋の歌を思い

少しうつむく

気づけば

祖父が植えた

大きなキンモクセイの

香りがする

オレンジの小さな花は

目の前に

咲いているかのような

甘い香りを届けている

息を吸い込んで

今日ほどきれいな空なら

ひとりで歩いて

ひとり旅に出ても

いいのだろうと想う

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コメント

ももさんの詩には、おじいさんやおばあさんの
お話がときどき入っていますね。
ももさんが生まれてきたところの人々が
ももさんを守っているようで、いいなと思います。
しっかり根っこがあるから、
ももさんは自由に飛んでいくことができるの
だろうなと思います

ふうちゃん組さま
本当ですね、
よく誰からも愛されていない
ような気がするのですが、
そんなことないのでしょうね。
ありがとうございます
実家が遠いので、
思いを馳せることが
多いのかもしれません…。
両親に会うのは、
何年かに一度ですから。
父はとても頭のよい人なのですが、
とにかく優しすぎるので、
父方の祖父が亡くなっている
ということもあり、
母方の祖父が
我が家のご意見番でした。
時々思うんです。
子育てのことで、
亡くなった祖父なら
こんな風に言うかな?って。
実家のお庭に、
それは大きなキンモクセイの木が
あって、
祖父からのプレゼントでした

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