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2015年11月に作成された記事

2015年11月26日 (木)

そろりと咲いた

種から育てた

コスモスの咲く日を

わたしは心待ちにしていた

けれども

かたいつぼみは

いつまでもかたいままで

ルージュのように

口を閉ざしたまま

覗き込むわたしを

残念がらせた

そんなコスモスが今日

そろりと咲いた

ずいぶんと遅咲きで

ちいさな花

ひとつ

だけれど可憐な

赤い花

花を見せたいひとが

いたので

わたしは少し瞳を閉じて

ホッとした

咲いてくれて

ありがとう

それからわたしは

久しぶりに

赤いルージュを手に取って

唇に重ねた


2015年11月22日 (日)

ゆびきりげんまん

小指を出してみて

はい 

ゆびきりげんまん

紅葉狩りに行きましょ う

お気に入りの紅葉を

見つけたら

頭にのせて狸になって

それから押し葉にしましょ う

あなたとわたしの

ささやかな思い出を

つくりましょ う

お弁当とお茶を忘れず に

ゆびきりげんまん

もうもう

ゆびきった

嘘ついたら

こちょこちょこちょこちょ

だからね

約束だよ

2015年11月18日 (水)

Iloveもも

Iloveもも

家族の友人にそう言われて

お菓子をいただいた

海外に実家があるので

帰省のお土産らしくて

なにこれ

不思議な味

とってもおいしいCollage27Iloveもも?

えへへ

2015年11月16日 (月)

明かり

心に明かりが灯ったみたいに

ある日恋が始まって

わたしは

明かりを灯してくれた彼を

不思議そうに見つめた

それから青空の彼と

勝手に名付けて

ラブレターを描いてきた

6年も7年もずっと

わたしは彼を好きでいたわけで

もはや天然記念物

彼にとっては

なんとも迷惑なひと

だったのかもしれないけれど

わたしはわたしで

幸せなひとだった

青空模様の便せんに思いを書いて

彼に届けた日が

遠い過去になってしまったいま

当時の彼の気持ちを

想像してみる

あのとき彼は

クッションみたいに

ラブレターを優しく受け止めて

わたしが彼を忘れて

家族や自分を大切に思い

健やかに暮らすことを

願ったかしらなんて想像

彼はその後

わたしがどうなったのかを

何も知らない

わたしも

何度か彼と別人を

間違えたくらいで

ここにラブレターの続きと

絵手紙を描く以外

何もしていない

そもそもわたしが

彼に告白をした時点で

汚れた女性に

なってしまっただろうから

仕方がないことなのだけれど

本当は彼のことを

少し知りたかったし

友人のひとりに

なりたかった


2015年11月14日 (土)

挨拶状と旋律

葬儀が終わり

自宅に挨拶状が届いた

どれだけ叔父が

娘を愛して育ててきたのか

どれだけ温厚で

真面目なひとだったのか

ということが

丁寧な言葉で綴られていた

こんなにあたたかい挨拶状を

いただいたのは

初めてだった

改めて叔父が

素敵なひとだったのだと

知った

おしゃべりの母から

葬儀の様子を聞いた

ホテルで行われた

通夜や葬儀は

クラシックの生演奏が流れ

食事もおいしく

宿泊できたので

高齢の親族にとって

優しいものだったらしい

ふと

クラシック?と思った

愛の挨拶の旋律は

そういうことだったのかしらと

考えていたら

笑顔の叔父の姿が

頭にぽっかりと浮かんだ

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