青空のラブレター
空が青ければ
わたしがあなたを好きだから
空が青いのかしらと
もしかしたらあなたが
わたしを思い出したから
今日は空が青いのかしらと
勝手なことを想う
風がふけばわたしがあなたを好きだから
風がふいたのかしら
あなたがわたしに何かささやきたくて
風がふいたのかしらと
目を閉じる
あれからもう何年も経ってしまったから
きっとあなたは
わたしのことを
思い出す日もないでしょうけれど
最後にあなたが誰かとお話ししている背中を
涙をにじませて
少しだけ見たとき
お久しぶりですなどとひとこと声をかけていたら
長い時間のいたずらはちょっとしたいたずら
くらいに
思えたかもしれない
いまわたし笑った
なぜかわたしはあなたのことが
いつまでも好きなのです
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