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スポーツ観戦や
学園祭で
わたしは思う
観戦や鑑賞は楽しくて好き
なのだけれども
キラキラと輝く
透明な玉が
弾けるような青春や
汗とくやし涙を
流し続けた日々
なんてものは
わたしにはなかった
去年は
スポーツ観戦の後に
だじゃれじゃないけれども
病気に感染
学校行事に参加して
息子のためにと
無理をすると
翌日には体が痛くて
痛くて
顔がパンパンに
むくんでいる
わたしはもしかしたら
何も
できないのではないかしらと
ひとり考えて
不安になる
もちろん
学園祭で踊る人たちみたいに
踊り続けることなんて
できない
歩くことさえ
足が重くてつらい時が
あるのだから
わたしはきっと
透明な輝く玉を飛ばすことも
涙を流し
体の痛みに耐えながら
なにかに挑戦することも
できなかった
社会に出るには
挑戦する根性や
納得のいかないことを
受け入れていく力が
必要だったのだろうけれど
愛嬌だけで
乗り越えてきたような
気もする
同じ体の痛みでも
わたしの体の痛みは
悲しい痛みに思えてきて
ポロリポロリと
涙が流れた
しばらく前のことに
なるけれども
青空の彼が
わたしの生まれ故郷を
お仕事で訪れていた
わたしの故郷は
彼にとって
どのような印象だったのかしらと
思ったけれども
そんなことさえ
わたしは知るすべがなく
美味しいものを
食べたかしら
美しい景色を眺めたかしらと
ひとり ぽつりと
想った
確か月がきれいな頃だったから
月が輝く空を
見上げたかしらとも
考えたっけ
そうそう
彼が
わたしの故郷に訪れたということが
ちょっぴり
嬉かった あの日
昨日月がきれいだったから
だからまた
嬉かったことを今日
思い出した
いつもそこにいるのに
この思いが届きそうで
届かない月の心が
どういうわけか
大きくて丸いのだと思えて
だから
何度でも彼を思い出す
こんなわたしを知ったら
彼はきっと笑うでしょうね
今年は
気圧の変化や気温差が
激しかったから
喘息のわたしは
いつもになく
つらい日々となった
無理をしない
ということも
少し覚えた
青空の彼のことも
青空を眺めてぶつぶつと
詩を考える
くらいにして
無理はしないことにした
ネットショップをやっていると
仕入れをしなくてはいけないのだけれども
大切にしているうちに
ついついお気に入りになってしまう
だけれど
古い物には
それぞれ事情があって
風邪をひくみたいに
何かにアタルことがある
だから早めに
手放すべきものは
手放してしまいたいこのごろ
ずいぶんと目利きも
できるようになってきた
そんななか
一目惚れした象の置物に出会った
500円
しばらく悩んで購入した
その象はぷちぷちでぐるぐる巻きに
されていたのだけれども
ひとつぶの
かわいらしい種がくっついていた
お店に訊いてみると
全く覚えがないそうで
近くにひとつも
種や草花はないとのこと
どんなお花が咲くのか楽しみだから
植えてみたいと話したら
お店のかたが
汚い包装をしてしまったのかと
心配そうにしていた
まるで象が持ってきたような
かわいらしさだったものだから
お花が咲いたら
お知らせしますねと話して
種をバルコニーの大きめな
白い鉢に植えた
わたしは青空の彼のために
何かできたのでしょうか
たいして誰の役にも立っていないと
いつも思うのだけれどと
時々考えていた
そんなわたしに
素敵なメッセージが届いた
長い間
病気をされていたかたが
わたしのネットショップを見て
コメントをくださった
抗がん剤治療を続けて
気持ちに余裕がなかったけれども
自分と同じ歳の
アクセサリーを見て
いとおしく感じられ
ショップを覗いていたら
久しぶりに
ホッとすることができた
それは
わたしの説明文や写真
ショップの雰囲気から
人柄だったり
優しさだったりを
感じたからで
説明文を読んでみたり
写真を眺めてみたりしていたら
安心できて
とても素敵な気持ちになれた
感謝していると
書いてくださっていた
わたしはただ
アンティークアクセサリーや
お洋服が好きで
ヘタな説明と写真で
のんびりと
楽しくやってきただけだから
本当に驚いた
こちらこそ
ありがとうございますと
お答えして
わたしも
アクセサリーも
そんな風に思っていただけるなんて
幸せですと
お返事した
ファンクラブのはなしの続き
なのだけれど
おばあさまが
わたしのファンになってくださった
他の人はそうでもないのに
わたしの名前だけをなぜか
よく覚えていて
わたしのことをいつも
話してくださっているらしい
娘さんから聞いたのだけれども
素敵なひとだねと
いつも話していてくださるらしい
時に涙を流して
こんな年寄りを
気遣ってくださり幸せですと
喜んでくださったり
至らないですけれど
よろしくお願いいたしますと
お礼を言ってくださるおばあさま
こちらこそと
お礼を言いながらわたしは
ほっこりとした気持ちになる
素敵なのは
おばあさまの方
青空の彼が
Googl☆で毎日
海外のニュースを読んでいると
話していたことを
思い出した
わたしのニュースは
読まれてはいないけれども
ぷふ
ここを
青空のラブレター
恋するニュースエトセトラ
なんて名前にしてみたら
どうでしょうと
考えてみる
それから
なぜいつまでも
彼のことが好きなのか
考えてみる
彼に訊ねてみたい
なぜわたしは
あなたのことがずっと
好きなのかしらと
なぜこんなに
会いたくて仕方がないのかしらと
訊ねてみたい
それに
ほんの少しでいいから
声を
聞きたい
欲張らないから
少しだけ
聞きたい
窓から入ってきた
メロディみたいなキンモクセイの香り
指先の
青いみかんの香り
ふわふわ抹茶ラテの香り
甘いキャラメリゼの香り
わたしの
今日のお茶の時間は
ほっこりと
お気に入りの香りに包まれる
素敵なひといき時間
あっ しあわせ♥
思い出の
青空の彼の香りは
甘い香り
お茶の時間に似ていて
幸せの香り
大好きな 香り
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