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2016年11月に作成された記事

2016年11月30日 (水)

父の言葉

わたしを一度も怒ったことがない

優しい父が

こんなことを言ったことがある

身内は時に

嫌なことやひどいことを

言うことがある

でもそれは

悪気があって

言うのではない

本当に悪気はないのだ

だから許してやれ

家族なのだから

許してやれと

2016年11月29日 (火)

泣く母

思い出すと

今でも吐き気がするけれども

わたしはそれから

好きなひとに会えないように

監禁された

何か一度大声で叫んだけれど

その後のことはよく覚えていない

母がずっと泣いていて

わたしの長い髪は抜け落ちた

その後ずっと

わたしは何かを

頑張っていたけれども

しばらくして

結婚を考えていた男性とは

お別れすることになった

祖母の言葉

祖母はこう言った

本当にそのひとと結婚したいのなら

何年かけてでも

まわりのひとを説得して

こんなに

わたしにとっては

いいひとなのだからと

みんなを納得させればいい

本当に好きなら

できるでしょうと

言った

親族が騒ぎ立てて

次から次へと説得にかかり

大騒ぎをしていたなか

ふたりは冷静に

味方になってくれた

今思えば

今思えば

なぜあんなに反対されたのかと

不思議に思う

自分たちが育ててきた結果

選んできた相手なのだから

そこは冷静に受け止めてと

言いたいところ

それに

結婚を反対しても

その後いいこと

得なことなど何もないと

思う

姉と祖母だけが味方になってくれた 

姉は母に

わたしが気に入ったひとなら

よいではないか

相手が気に入ってくれることは

多々あるけれど

本人が気に入ることなんて

滅多にないのだからと

説得してくれた

すさまじく結婚を反対されたあのころ

二十歳くらいの頃だったのかしら

あるひとと結婚したいと

お互いに考えて

真面目におつきあいをしていた

まさか結婚を大反対されるとは

夢にも思わずに

前にも書いたけれども

わたしは

お花が咲いたみたい

かわいらしい姫様と

親族からちやほやされていて

日本昔ばなしのように

お医者様にも

お百姓様にも嫁入りできるねと

言われてきた

おそらく親戚中が

わたしが華やかな結婚をすると

信じて望んでいた

だけれどわたしが結婚したいと

思ったのは

貧乏で

いい加減な男性だった

将来結婚したいと両親に話した時

バケツをひっくりかえしたような

騒ぎになった

2016年11月28日 (月)

つとまらない

つとまらないということは

様々な苦労を乗り越えて

妻として立派にやってみせることができない

ということだったのかしらと

思うので

祖父はどうやら

ひ弱なわたしには無理だと

考えていたようだった

美人なのだから

引く手あまたではないかと

すっかりじじバカにもなっていた

きっと

ひととして成長すれば

その時

それなりのひとが現れて

結婚することになる

ものなのかもしれない

少しも苦労させたくなかった

祖父の気持ちは

わかる気もする

相手が悪すぎて

苦労することはありそうだけれども

よすぎて苦労する

ということもあるのかもしれないから

よすぎる

わたしが19歳になると

祖父が結婚のはなしばかり

持ってきた

どんなひとがいいのかと

聞かれたので

とりあえず

◯◯さんみたいなひとと

答えた

相手がよすぎる! 

祖父がいつもは言わないことを言ったので

わたしは少し驚いた

つとまらない

祖父はそう言った

祖父がうらやましく思っていたこと

そんな祖父は

武家の血筋のわたしを

うらやましく思っていた

自分には真似できない

生まれもった上品さがあると

よく話していた

わたしの父方の

知的で人徳のある家系を

気に入ってもいた

ただ父方の

そうそうたる肩書きが好き

だったのかもしれない

そんな風にも見えた

祖父は世話好きなひとで

仲人をよくやっていたのだけれども

わたしのことを勝手に

美人で家柄もよく

引く手あまただろうからと

悪い虫がつく前に

なんとかしなくてはと

話していて

いつも心配していた

先見の明

母方の祖父には

先見の明があった

これからはコンピューターの時代になる

すべてコンピューターになると

話していたり

健康志向で

青汁が流行るだろうから

使っていない土地で

青汁の原料を栽培するべきだなどと

話していたりしていた

祖父は

親族のご意見番のような存在だった

親族全員を

長のつく役職まで導いていた

社長 校長といった具合に

だからわたしは

幼い頃

見えない権力を祖父から

感じていた

2016年11月24日 (木)

悲しみは伝わりやすいので

悲しみは伝わりやすく

彼が悲しむかもしれないので

 

悲しみを

伝えないように

 

楽しみを

伝えられるようにと

あれこれと考える

 

だけれども

なんだかこの長いラブレターは

悲しみが多い

わたしにできないこと

わたしが

いくら何を売っても

息子たちをふたり

養っていくことはできない

噴水のあるマンションで

暮らすこともできない

やはりわたしは

噴水のお庭が好きなのだ

リサイクルショップなんて

趣味か道楽みたいなもので

体がつらいときは

眠っているのだから

変に白い体で

長い髪をぼさぼさにしながら

眠っているのだから

目を潤ませながら

ただただ

眠っているのだから

2016年11月21日 (月)

もう少し言う

大丈夫と言う

我慢するは

相手を気遣うから

ついつい

やってしまっていること

世の中には

大丈夫と言うべき時も

我慢しなくてはいけないことも

ある

でも

自分の気持ちを言わなくちゃ

いけない場面はある

特に喘息のこと

ほこりだらけだから

ちょっと外に出る

運動をしていないから

運動すると

胸が苦しくなる

これは我慢することではなくて

相手に伝えるべきことで

ちょっと外に出ます

ゆっくり呼吸したいから

休ませて

なんて

もう少し言えたらいいな

言えるようになるのは

相手に気を遣わず

自分を大切に思えた時なのかしら でも

言えたらいいな

ちょっといい経験

政治家のひとと話すという

いい経験ができたのだけれども

とても素敵なかたで

お話がおもしろく

政治について考えさせられた

それからふと思った

自分の意見を言う

ということは

勇気がいることだわ

相手に気を遣ってばかりだと

自分の意見を言う

というチャンスがない

自分が

かけがえのない存在だと

思えてこそ

理不尽なことに怒り

自分の意見を言うことができる

のではないかしら

きっと

誰かを大切に思ったり

大切に思われたりして

まずは

自分を大切に思えたら

意見を言う

ということができるのでは

ないかしら

そんなわたしも

そんなわたしも

青空の彼の最近の様子や

画像を

時々見させてもらっているから

ネットストーカーと

いえるのかもしれないと

反省した

彼は知らないだろうけれど

ラブレターなんてものも

迷惑に違いない

彼を見ると

うふふといったかんじで

本当に元気になれる

彼にいいことがあると

本当によかったと思える

だからたまに

こっそりと彼の情報を

見させてもらっている

2016年11月19日 (土)

ならばどうすればよいか

尾行や調査を依頼するひとの

目的がよくわからないけれども

尾行や調査をされたひとは

本当に怖く嫌な思いをする

ならばどうすればよいかを

調べてみる

わたしは

走って逃げようとして

喘息が悪化

走ってはいけないと

ドクターに言われているのに

怖くて

ついつい走ってしまった

つきまとわれていると

感じた時は

走らずに止まった方がいいらしい

ただし

ひとが多くて

明るい場所で

明るい場所でぴたりと止まると

相手が見えてくるらしくて

通行人とは

やや違う動きをするらしい

相手が素人のひとだった場合は

暗い細道に逃げ込んだり

走って逃げようとすると

かえって危険なのだそう

とりあえず

変だと思ったら

すぐ近くの交番へ行くべきと

わかった

わざと尾行を知らせる意味

いつもになく

身の危険を感じたわたしは

いろいろと

調べてみた

それでふたつのことに

たどり着いた

ひとつは

尾行しているひとが

探偵などプロのかたの場合

何人かで尾行するので

なかには不馴れなひともいて

ばれてしまうことがある

ということ

それから

依頼されても

尾行が面倒くさいので

わざわざばれるように行動して

事情をはなし

よい報告をして

依頼人からお金だけもらう

こともあるらしいということ

もうひとつは

警察に何かの間違いで

あらぬ疑いをかけられていて

尾行されている

警察はプロだから

ばれることは

まずないらしいのだけれども

わざとばれるようにして

犯罪を未然に防いでいる

ということもあるらしい

何も悪いことはしていないから

この場合は

堂々としていればいいのだけれども

本当に怖い

2016年11月17日 (木)

また気になることが

それでまた今日

気になることがあった

なるべく

昼間のひとが多い場所で

行動するようにしていて

気分転換に

仕入れにでも行こうかしらと思って

車で外出した

気分転換が仕入れ? 

好きこそもののなんとかで

幸せなことだわ

などと思いながら

仕入れを終えて

荷物を抱えて駐車場にもどると

車のまわりに

大量のたばこが落ちている

わたしは喘息だから

たばこは特に気がつく

煙のにおいがした たばこは

一本 一本きれいで

あまり短くなっていなかった

わたしは2時間くらい

車から離れていたから

誰かがわたしの車のまわりで

ずっとたばこを吸っていて

今どき

大量にポイ捨てしている

ということが見ればわかった

もし尾行しているのなら

わざわざわたしに

このようなことをして

誰かがいたことを知らせる必要が

あるのかしら

尾行1から3も たばこも

尾行を知らせるみたいな

行動だった

かなり大きなビルの駐車場で

防犯カメラもあるから

喫煙 ポイ捨てしていたら

注意されると思うのに

尾行について

尾行について

息子に話してみたら

逆に

ストーカー被害にあっているという

女性に対して

どうしてあげればいいのかと

質問された

まずその女性には

3通りあると話した

ひとつめ

本当にストーカー被害にあっている

その場合は警察に言う

ふたつめ

気を引きたくて嘘をついている

みっつめ

病気が原因で妄想を現実と思っている

この場合は病院

くらいかなと答えてみる 息子が言った

考えられるとしたら

ネットショップの

熱烈なファンなのでは?

それな! 確かにね

でももしそうなら

話しかけてくると思わない?

絶対に話しかけない

尾行している人が変わるというところが

なんとなく

お仕事でやっている

という気がするのだけれども

2016年11月15日 (火)

自分で確かめればいいのに

世の中には

別れさ☆屋や会わ☆屋が

存在しているらしいけれど

別れ☆せ屋については

ひとの絆はそう簡単に切れない

マイナスから始まる恋は

幸せになれないことくらい

大体のひとが経験上わかっているはず

誰かを傷つけたり

騙したりして

自分だけ幸せにはなれないと

知っている

大切な人を傷つけるなら

恋を成就させる必要はないと

わたしは思うのだけれど

事情があるのかしら

会☆せ屋については

会いたければ会いたいで

本人に会いたいと伝えればいいと思う

会って話をすれば

大体のことはわかるから

もし恥ずかしければ

ブログなどでお話すればいいと思う

尾行する

工作員を使うとあるけれども

下手をすると

相手を危険にさらす

個人情報もだだもれなわけで

わたしがどれに当てはまっているのか

わからないけれども

ターゲットに近づきすぎだから

1と3は

工作員

2は下手な尾行なのかもしれない

なんて想像してみた

いったい誰が? 結婚前に調査する

ききあわせなんてものにも

嫌悪感がある

もう少し

ひとを信じて

深いところまで話し合う

自分で相手の目を見て

確かめたいことは確かめてみる

なんてことは

できない世の中なのかしら

のんきなわたしも

久々に怖い思いをした

2016年11月14日 (月)

調査をしているのなら

わたしは何も

悪いことはしていないし

わたしは何も

間違ったことはしていない

誰かを傷つけるようなことも

していない

子供を心から愛していて

家事と

のんびりリサイクルショップと

通院をしているくらいで

特に変わったことも

おもしろそうなこともない

もし誰かが

わたしを調べているのなら

いくら調べても

ただ

ラブレターを書いているくらいしか

変わったことは出てこないと思う

もしお金を払って

調査依頼をしているのなら

そのお金は

寄付したり

好きなものを買ったり

お茶を飲んだりすることに

使った方が

よほどいいと思う

尾行3

わたしがいくらぼんやりと

しているからとはいえ

あからさますぎる尾行3

食材を買いに出かけた今日

2階の100均までエレベーターに

乗ろうとした時

若い男性がすっと乗ってきた

わたしは喘息で

階段が使えないので

エレベーターに乗ったのだけれども

若い男性は普通は乗らないから

違和感があった

なにせ真横に階段がある さらに

男性が挙動不審に見えたものだから

ふたりで乗るのは

なんとなく嫌だった

そのまま2階に到着

レディーファーストだったので

お礼を言ってわたしは降りた

とりあえず

椅子に座って休憩しながら

ついでに

お仕事のメールをしていたら

その男性が

わたしの目の前をゆっくり

右に行ったり左に行ったりしている

そして

並んでいる他の椅子には座らずに

わたしの真横に座った

こちらを見ている スマホをこちらに向け始めた

怖くなったので立って

お買い物を始めたら

いかにもラブリーな

女性用のコーナーなのに

移動したら男性がそこにいて

また移動したら男性がそこにいた

反対側でわたしの顔を見ていたり

角にきて

顔をのぞいていたり

さすがに危険を感じたわたしは

レジをすませて

階段をかけおりて

息切れを我慢しながら

一階のパンコーナーにいった

男性はすぐにパンコーナーにきた 

何も買わずに

すぐに走ってわたしを追いかけないと

間に合わないとわかる速さだった

パンを選ぶわたしの前の

パンの山の向こう側で

パンを選ばずトレーも持たずに

わたしを見ている

もしかして

お礼を言ったのが

いけなかったのかしら

などと考えながら

背筋がぞくりとする

すると男性のスマホが鳴った

話し声を聞くと

挙動不審さとはうらはらに

普通の男性で

しっかりとした口調だった

背筋がぞくりぞくりとした 男性が電話で話しているうちに

逃げるように帰った

尾行2

尾行やストーカーなどと

表現すれば

お医者様に行って

相談した方がよいのではないか

妄想ではないかなどと

思われそうな話ではあるのだけれど

三度もあると

さすがのわたしも

背筋がぞくりとする

ストーカーでは

以前実際警察に

お世話になったことがあるので

余計に

しっかりしなくてはと思う

二度目は

子供と歩いていた時だった

メモ書きを持った

年配の男性が

黒いバッグを斜めがけにして

私たちが自販機に立ち止まれば

立ち止まり

右に曲がれば

慌てて右に曲がっていた

子供の学校に入ると

男性は校門の前で止まり

学校の名前をぶつぶつと

言いながら

メモに書いて

よしと言った

尾行1

ひとは

同じような行動をしていると

いうけれども

わたしはわりと

子供中心に動いていて

体調も悪かったり良かったりで

ルーティンでは

ないように思える

だけれども

最近になって

三度ほどつきまとわれる

ということがあった

お友達とすれ違っても

気がつかないわたしが

今回ばかりは

三度も気付いた

一度目は

仕入れ先でのこと

やたら大きな声で

女性ふたりが話しながら

至近距離にきて

チラチラとわたしの顔をのぞく 

移動すればまた

ついてくる

また移動すれば

またついてくる

かなり広い場所なので

目立った

その日はうまく仕入れができずに

残念に思いながらも

足早に自宅に帰った

わたしは何か調査でも

されているのかしらと

考えたけれども

疲れているからかもしれない

気のせいだろうと

その日は思った

2016年11月10日 (木)

イメージ

白鳥はかなしからずや空の青

海のあをにも染まずただよふ

青空の彼が

夏に同じイメージの

紺色のポロシャツを

着ていたことを

思い出した

わたしは白鳥を

孤独そうとは思わない

悲しそうとも

思わない

なぜだか

優雅で力強いと思う

柔軟な魂や

やっかいなほどの

心の繊細さは

みんなとは違うように

心をときめかせたり

うまくいかなくて

心をうなだれさせたりする

だけれど

それはそれで

いいのではないかしらと

ほっぺたをふくらませて

わたしは思う

だってどこまでも青い

寒い空を

美しいと思いながら

紙飛行機みたいに

白鳥を飛ばすのだから

2016年11月 1日 (火)

ちっぽけな心

行事にキッチン用品を貸し出すと

必ず壊れる

今回高額な

キッチン用品を持ち出すと

長男が言うものだから

他の方法でやれないものかと

話したのだけれど

委員をやっていることもあり

約束してしまったらしくて

持って行くことになった

後で

わかったことなのだけれども

案の定キッチン用品は

壊れた

代表のひとが

何度も長男に謝り

弁償すると言ったらしくて

長男は

自分に責任があるからと

断ったらしい

壊れないように

説明書きを書いて張り付け

ひとりひとりに

注意もしていたらしい

それらを

わたしに隠したまま

長男は

新しい高額なキッチン用品を

バイト代ですぐに買ってきた

わたしとしては

壊れたことを話して欲しかった

新しい物だから

修理して欲しかった

家族なのだから

ごめんねで終わりでよかった

わがままを言うと

どんなものが欲しいか

聞いて欲しかった

なにより一度

相談して欲しかったと

がっかりしていたら

料理にすぐ必要だと思って

買ってきたと言いながら

長男が涙ぐんでいた

すると次男がひとこと

せっかく買ってきてくれたんだから

大事に使えばいいんじゃない?

ああ

わたしは親として

何かを伝えなければいけないと

躍起になっていたり

高額なものだから

長男に払わせるのは申し訳ないと

長男のバイト代のことを

考えていたけれど

次男の言うとおりだわと

反省した

それから

長男の部屋に行って

勉強をしている長男に

せっかく買ってきてもらったから

大事に使うね

今度何か壊れたら話して

ごめんねだけでいいから

家族なのだから

ごめんねだけでいいんだからねと

言った

長男は小さく

うんと言って

少し笑って見せた

自分の心が

ちっぽけに思えた

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