すさまじく結婚を反対されたあのころ
二十歳くらいの頃だったのかしら
あるひとと結婚したいと
お互いに考えて
真面目におつきあいをしていた
まさか結婚を大反対されるとは夢にも思わずに
前にも書いたけれどもわたしは
お花が咲いたみたい
かわいらしい姫様と
親族からちやほやされていて
日本昔ばなしのようにお医者様にも
お百姓様にも嫁入りできるねと
言われてきた
おそらく親戚中がわたしが華やかな結婚をすると
信じて望んでいた
だけれどわたしが結婚したいと思ったのは
貧乏で
いい加減な男性だった
将来結婚したいと両親に話した時バケツをひっくりかえしたような
騒ぎになった
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