初詣と冬桜
初詣は晴天だったこともあり
ひと ひとで
なかなか前に進めなかった
神様にはお礼だけ伝えたらよいのだからと
思って
お礼を伝えようとしたら
なんだか今年は長くなってしまいもみくちゃにされる
以前森のような1区画が近所にあると
ここに書いたことがあるのだけれど
分譲住宅が建つと決まったようで
初詣の帰り道
ひとまわり大きくなった冬桜は
どうなったかしらと
覗いてみた
木が無惨に切り倒されて転がって
新しい切り口を見せていた
その1区画だけが
森を四角に切り抜いて
持ってきたみたいで
小さく可憐な花も咲き通行人のわたしを
それは素敵な気持ちに
させてくれていたのに
なんとか木々を残して
デザインできなかったのかしらと
残念に思う
何本かあった大木は日陰をつくり
葉を輝かせ
木漏れ日と空と
きれいな雲を
わたしに見せてくれた
こうやって月日は流れていくもので
風景は変わり
風や水の流れも変わり
青空と冬桜はとうとう
お別れをすることになった
それは土地が売れてしまったから仕方がないことで
いつかどこかで
また冬桜が咲くと信じて
わたしは通りすぎるしかないのだから
気にしない 気にしない でもねぇ 見て
桜がさいているよ
きっといいことがあるねと
言ったことを
嬉しかったことを思い出したら
胸のどこかが痛くなった
« 新年 | トップページ | 緑を大切にしましょう »
コメント
« 新年 | トップページ | 緑を大切にしましょう »
こんにちは。
ほんとうに、日本てだめですね。
そういうのは欧米では残すんですけどね。
古い建物や落葉樹や実をつける木など、
みんな撤去してしまうんですよ。
でも、そのうちに人口が減少して、
人間の住んでいたところを
緑が覆っていくと思います。
保育園もうるさいから建てられない国なんですから。
ね。
投稿: ふうちゃん組 | 2017年1月 3日 (火) 20時44分
ふうちゃん組様
コメント、ありがとうございます。
人間が住んでいたところは、
人間がいなくなれば、
すぐに緑が覆い尽くすらしいですね。
コンクリートも粉々にして。
もっと古いものや緑を
大切にして欲しいです。
投稿: もも | 2017年1月 4日 (水) 15時59分