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2017年2月に作成された記事

2017年2月28日 (火)

家族

退院の時

誰も迎えに来ないだろうからと

姉が遠くから来てくれた

誰もわたしや子供の食事を

用意してくれていないだろうと予想して

義理の両親の分まで

サンドイッチを大量に買って

大きな病院ねと笑いながら

病室に入ってきた

久しぶりに姉に会って

嬉しかった

遠くに住むわたしの両親が

入院費用と

病院に行けなくて申し訳ないと

姉の旅費を支払ってくれた

姉はいらないと言っていた

パートナーは

今日どうやって帰ると

考えているの?さぁね?

などとふたりで話しながら

タクシーを呼んで

姉と自宅に戻った

姉は義理の両親に挨拶をして

サンドイッチを渡し

義理の両親がすぐに帰ったことに

驚きながら

本当にごはんがなかったねと

わたしと子供に

かなり少なくなったサンドイッチを

食べようと言って見せた

わたしは冷凍庫にあるものを

探した

姉はわたしを心配して

泊まってくれた

その晩

義理の両親が

買い物場所がわからず

毎日ずっとカレーを食べていた

と話す子供達に

わたしは驚いた

カレーおいしかった?よかったねと

姉は言った

なぜ同じカレーを

何日も腐らさずに

食べられるのだろう

みんな無事でよかった

などと

わたしと姉は

ふたりで話しながら

おでんを作って

みんなで食べた


兄と姉には

本当にお世話になっている

わたしは姉が大好き

だけれど最近

喘息のことを

あまり話さなくなっていた

気がついたら

ずいぶんと話していない気がする

なぜだか

理由はよくわからない

2017年2月23日 (木)

心が痛む

虐待されているという

お子さんの話を

偶然聞くことになった

母親が

何日も帰ってこないのが

当たり前で

えっ? 生きていくのが精一杯

自分を大切にしようとしても

大切にできない

死にたいと思う

家庭では化け物でも

見るような視線を向けられ

えっ? 家に帰ると吐き気がする

というような

悲しい内容だった

見た目ではとても

判断できない心の傷を

偶然知ったわたしは

泣いてしまうと申し訳ないから

涙を我慢するのがやっとで

ぷるぷるとしていて

言葉が見つからなかった 

少し落ち着いてから

息子も

このような思いで

いたのかもしれないと

思うと

いたたまれなかった

わたしはお買い物以外

家を空けて

いまだ息子達を留守番させる

ということがない

息子達が留守の時だけ

数時間外出する

何日も帰ってこない

という話には

耳を疑うというのか

本当に驚いた

おかえりも

行ってらっしゃいも

なく

食事の用意もされていない

なんて

母親のネグレクトに驚き

思い出すといまも

心がちくちくと痛む

話せる環境にいることは

せめてもの

よかったねだわと思いながら

わたしはとにかく

しっかりしないとと思いすぎて

寒気がした

2017年2月22日 (水)

尾行あれから

尾行されているのでは?

という記事を

以前書いたのだけれども

最近あからさまな尾行

というものはなくなった

バルコニーから見える

月極め駐車場に

黒いワゴンが駐車していて

とても不自然な動きを

していたのだけれども

ここのところ消えた

月極めだけに奇妙で

車種を変更したとしても

見える範囲にはいない

あれから

いくら調べられても

何も出てこないから

気にすることもないでしょう

誰かと間違えられて

いるのかもしれないと

考えていた

今まで悪いことも

していないし

真面目に生きてきたから

素行調査でも

何も出てこないと思う

もし私を調べているのなら

実家や親族すべてを

調べているのだろうけれど

本当に真面目なひとばかりで

今まで

私が困ったこともないから

調べ損だと思うの 何か目的があって

私を調べているのなら

逃げも隠れもしませんと

思っている

私は普通の女性で

悩みはあるけれども

平凡な毎日を過ごしている

ただ

片思いをしていて

文豪の血筋を

少し受け継いだかもしれない

それ本当?

案外国語の課題点数悪かったよね

というだけのこと

そうだわ

カメラとパソコンを買ったらまた

自然の風景を撮り

詩を描こう

ラブレターも

カラフルな方が素敵だから

恋と冷凍みかん

わたしの恋は

冷凍みかんに似ている

しばらく冷凍してあった

恋というものを

恐る恐る解凍して

ねぇわたしの恋は

こんなだよ

なんて見せている

冷凍みかんと違うところは

解凍するのに

勇気がいるところ

2017年2月21日 (火)

くしゃみと咳

世の中のかわいらしいひとは

くしゅんと小さな

くしゃみをする

わたしは

ぶしゃ

ぶっしゃーっと

くしゃみをする

世の中のかわいらしいひとは

こんこんと

咳をする

わたしは

げほ げほ

げろげろと咳をする

世の中のかわいらしいひとが

かわいらしいと

思われたくて

くしゃみや咳の音を

小さめにしているのか

ただわたしだけが

アレルギーなので

反射が強くて

こんな状態になっているのか

わからないけれど

周りのひとが

ドン引きして離れているのは

わかる

ドクターは

感染症だと思われて

周りのひとが

離れているんだろうねと言う


笑ってしまう

2017年2月20日 (月)

祖母の遺品

父方の祖父は

わたしが生まれた時には

もう亡くなっていて

祖母はわたしが中学の時に

亡くなった

祖父の仕事柄

海外で暮らしていた祖母は

宝石や着物

ドレスが好きで

若い時の写真を見ると

ピアノの前に立つ

ドレスを着た

美しいと評判だった祖母と

テニスラケットと

カメラを持つ

凛々しい祖父の姿がある

祖母の遺品に

小さいながらも

可憐に輝くピンクルビーがあり

わたしはそれを

譲り受けた

母は

茶道の先生なので

着物や生け花にしか

興味がなく

姉はエコと

科学にしか興味がないといった

雰囲気なので

管理をされずに

祖母の遺品の

アクセサリー類はほとんど

盗まれてしまい

あまり残っていない 母や姉が

チャラチャラしたものは

嫌いと言うものだから

わたしもなんとなく

嫌いでいなくては

いけないような気がしていた

アンティーク品を

手に取るようになってから

千円以下の

古いリングなどのアクセサリーに

ロマンチックな

時の流れを感じて

やはりわたしも

アクセサリーや洋服が

好きなのだわと知った

ブランド品には

あまり興味がなく

職人魂を感じるものに

心打たれる

祖母の話から

祖父をどれだけ愛していたか

ということは

知っていたけれど

宝石を選ぶ祖母の姿は

想像したことがなかった

異国の地で

宝石を選ぶ

嬉しそうな祖母の姿を

思い浮かべることができた

さっ

お仕事お仕事

2017年2月18日 (土)

春よ来いを歌って喘息に気づく

春よ来いを歌って

異変に気づいた

わたしの肺活量が

かなり低下している

だから

お薬がうまく吸入できていなくて

効いていないのね

そういえば

喘息で入院したとき

ピーッと音が出るまで

練習してくださいと

吸うと音の出る吸入器を渡されて

全然鳴らないから

慌てたことがあった

鳴った時は

薬剤師さんと一緒に

変に喜んだっけ

ピーッ なんてやってみたりして 

はじめての通院先では

肺活量の検査があって

多少は吸えても

息が吐けなくて

ひどい咳が止まらなくなり

ドクターが診察室から

飛び出てきたことがあった

だっ誰?と

思ったのだけれども

すぐにいろいろ検査をされて

なんだか苦しくて

うまく吐けなくて

涙 涙だったものだから

その後

検査のない病院に変えて

検査を嫌がっていた

青空の彼の夢を見て

春よ来いを歌ってみたら

わかった

歌ってみなければ

わからなかった

なんだかよくわからないけれど

ありがとうという

気持ちになった

ドク博士みたいな?

長男が今年から

研究を始めることになって

研究時間が長いので

ちゃんと家で

ご飯を食べられるかしら

体は大丈夫かしらと

心配している

研究と聞くと

ドク博士みたいな?

とついつい想像

どうしてもあの髪形を想像

ドク博士みたいになりたいと

彼が言っていたことがあるから

ついつい

そんな長男は

春休みなので旅行に行って

しばらくいない

誘われ過ぎて休みがない 長男は

数学の天才なのだけれども

生物はやや苦手

幼い頃から学術的探究心があった

私は芸術家肌?だから

長男に質問されて

わからないことばかり

彼をいつも

がっかりとさせている

だけれども

彼が希望の道に進めるよう

心から応援している

彼ならできる

そう思っていたら

父から

おじいちゃんが相談にのってやるぞと

電話があった


とても嬉しかった

それに

父の肺の病気は

進行していないらしくて

ホッとした

2017年2月17日 (金)

バッグを落としたわたし

そんなわたしも

息子の食欲がなくなると

コンビニを

利用するけれどもねと

思いながら

食材のお買い物をしていたら

知らないうちに

お買い物バッグを落としていた

お店のひとが

わたしのバッグを持って歩いていたから

すみませーん すみませーんと 追いかけた


全く気づかれず

ぜーはーしながら

すみませーんと

追いかけた

やっと気づいてもらえた お店のひとは

忘れ物カウンターに

持って行ってくれようと

していたのだけれども

やっぱりわたし

声が小さい

それにみんな

歩くのが速い

みんなそんなに急いで

どこに行くの?

わたしが遅いのかしら


帰宅後

そんなことを考えていたら

ハート型のハンバーグが

ぷっくら

まんまるに焼けた

まさかの添加物三昧

全く料理ができない女性が

まわりに

ふたりもいると最近知った

ふたりとも

お仕事ができて

知的で素敵な女性だから

本当に驚いた

3食

コンビニおにぎりや

カップヌードルを

食べているらしくて

そんな生活

想像したことがなかった

ご家族は

高血圧や脳梗塞になり入院

ご主人も

心筋梗塞の疑いで

病院に行ったらしい

だからといって

魚も焼けないそうで

主婦が忙しそうな時間に

暇そうにしているわけが

ようやくわかった

健康のことを考えると

本当に怖い

せめてコンビニで

ひじきや煮物を買って欲しい

2017年2月14日 (火)

ハッピーなバレンタインを

Happy Valentine's Day♥

今年もバレンタインがやってきて

お買い物に行ったら

もう

桜ワインが売られていた

偶然に

小鳥がわたしの前を

ちょんちょんと歩いていて

もうすぐ春だよと

おしゃべりしているみたいだった

わたしの髪は

ずいぶんとのびて

腰のあたりまでになり

相変わらず顔色が悪い

最近の悩みは

わたしの声が

小さいということで

大きな声で

がはがはと話す女性に

憧れる

好きという気持ちは

どうやったら伝わるのかな

大声で叫んだら

伝わるのかな

おーい好きだよー

2017年2月10日 (金)

青空の彼への思い

ならば今年は

チョコレートをどうする?

という話しになるのだけれども

青空の彼に

チョコレートを渡したのは

一度きりで

8年もの間

一度会いに行っただけ

彼に会っていないので

チョコレートは毎年

渡せていない

彼の成功や

日々努力されているであろうことを

陰ながら応援しているから

わたしが邪魔であれば

邪魔にならないように

必要であれば静かに

いられるようにと

考えていて

もし協力できることがあれば

いつでもOK💮と

思っている

わたしのバレンタイン

バレンタインが近くなると

毎年

青空の彼に

バレンタインのチョコレート

ミントチョコを渡したことを

思い出す

ゴ☆ィバの前を通ると

店員の女性が

試食用のイチゴチョコレートを

配っていた

それをいただいてお店に入り

今年のチョコレートを

眺めながら

青空の彼に

チョコレートを渡した日のことを

考えていた

あの日 細長い箱に入ったミントチョコを

バレンタインのチョコレートですと

言って

突然彼に

渡そうとしたら

彼は

わぁ びっくりした

そう言って驚いた

それからにっこりと笑って

ありがとうございますと

受け取ってくださった

あの時そっと

丁寧に置かれたミントチョコと

笑顔が

彼の人への優しさを語っていて

緊張していたわたしは

ホッと胸を撫で下ろした

ミントチョコを渡したのは

ただひとり

青空の彼だけだから

ゴディ☆に入ると必ず

彼を思い出しては恥ずかしくなる 

イチゴチョコレートの

せいなのか

彼の

せいなのか

口のなかが急に

甘酸っぱくなった

彼がわたしを

思い出してくれたら

嬉しいのに

そうしたらとてもじゃないくらいに

口のなかも

心のなかも

甘くなりそうなのに

2017年2月 8日 (水)

やはり発作止めが効かない

発作止めを新しいものに

交換してもらったけれども

やはり

吸入しても変化がない

いったい

わたしに

何がおきているの?

階段の登り降りで

かなり咳き込んで

つらかった

こんな時に

発作止めが効いてくれたら

いいのにと

思った

それに

心電図検査で

ひっかかって

そのままにしているからなのか

胸がドキドキする

2017年2月 7日 (火)

なぜ嘘だと?

わたしは嘘をつくのが苦手で

必要な嘘は

仕方がないにしても

嘘はつけない

それに

相手が嘘だと思っている

ということが

顔をみればわかる気がする

すべて信じているよと言うひとほど

警戒していて

信じていない顔をしているもの

病院の診察で

ドクターから

その症状にどのようにして

はじめ

気がつきましたか?

という質問があって

兄が医者なので

兄に言われて知りましたと

正直に話したところ

完全に嘘だと思われていると

わかった

えっなんで? わたしが不思議に思っていると

患者さんが

医者の話をすると

だいたい嘘だと思うよと

兄が言った

えっなんで? なぜ嘘だと? 

世の中にはいろいろなことが

ある

2017年2月 6日 (月)

それは忘れそうにもないけれども

最近外出が多いので

青空の彼に

どこかで会えたらいいのにと

キョロキョロしてみる

それにしても

わたしはぼんやりとしているから

お友達に

腕を捕まれて

初めて気づいたりする

あっこんにちは

という具合に

ちょっと薬を

飲み過ぎではないのかしら

だからきっと

青空の彼ですら

ぼんやりとしていそう 恋愛についても

やけに雑なところがあって

男の子が帰るんだよと

言った時だって

帰らないでと

言って欲しそうだったに

言わなかった

あの男の子の名前も

忘れている

青空の彼の名前は

忘れそうにもないけれども

チャンスの神様は

頭がツルツルしているから

気を付けなくちゃね

でも

頭をつかもうとして

チャンスの神様に近づくなんて

神様が気の毒に思える

2017年2月 5日 (日)

ただただ素直な気持ち

ただただ

素直な気持ちを書く

ということができて

良かった

あの頃の気持ちを

もう一度思い出して

書くことができて良かった

また

泣いてしまいましたが

男の子の話の結末が

青空の彼との

お別れに似ていて

自分で書いていて

驚きました

ただただ素直に

描いていなかったことを

描いてみて

良かったと思います

何かとても

すっきりとした気持ちで

いつかきっと

彼と一緒に

桜や花火が

眺められると

信じていられるような

気がします

泣き虫はやめて

笑っていますね

2017年2月 4日 (土)

世界の終わりと思ったあの日

今日は何日だっけ

あーあのね

僕は◯◯に帰ることになったの

だから元気でちゃんと

彼がそう言った時

わたしの足が突然

ガタガタと震え始めた

自分の足があんなに震えたのは

初めてで

震えが止まらなかった

わたしは嫌ですと

言ったような気がする

連絡先を教えてくださいと

わたしは咄嗟に言った

すると彼は

満面の笑顔でわたしをみて

ごめんなさいね

教えられない

ごめんなさいね

僕の後輩がねと話し始めた

かなりすねたわたしが

くにゃくにゃしていたら

ますます彼は

そんなわたしを見て

笑っていた

わたしはその後

ショックで

ふらふらしながら道を歩いていた

この世の終わりかというくらいに

涙を流しながら

もう会えないと

まるで死別したかのように

泣いていた

彼を忘れられたらいいのに

忘れられないよと

泣いていた

何日も

何日も家族がいないところで泣いて

もう一度会いたいと

泣いて

会いたい会いたいと泣いて

目が腫れ上がり

髪が抜けた

だからわたしは

お礼の手紙を書くことにした

それが彼に届けた

1枚目の紙のラブレター

彼に届けたラブレターは3通

1枚目は彼をみると

夢の桜を思い出すから

桜のラブレター

青空が似合いそうなので

2枚目は青空のラブレター

3枚目は

花のラブレター

ちゃんと届いたかどうかも

わからない

返事はもちろん

いただけなかったラブレター

そのラブレターの続きを

ここに描いている

もう8年も

彼を大好きでいる

名前を呼んでくれた日

ちょっと待っててももさんと

青空の彼が

わたしの名前を呼んでくれた時

お花が咲いたみたいに

嬉しかった

本当に彼が好きだった

もてるんですねー

ある時青空の彼のことを

よく知る男性が

彼はもてるんだよねー

みんな好きになる

かっこいいからねと

言った

わたしはそれを聞いて

複雑な気持ちになった

しばらくして

青空の彼にそのことを

話した後

もてるんですねー

だって

かっこいいですもんねと

わたしが言ったら

彼は

少し不機嫌そうに

もーてーまーせん!と

答えた

自分で もてますよとは

言わないかもしれないけれども

わたしはぷっと

吹き出しそうになった

馬の骨?

どこの馬の骨?

幼いわたしは

その男の子が得体のしれない

遊んではいけない子に

思えてきていた

馬の骨の話を

言ってしまったような気がする

おじいちゃんちに

もどって

そのことを家族に

男の子が話したのではないかと思う

次の日

びくびくしながら

それでも

男の子と遊んでいるとすぐに

大きな車がやってきた

男の子は

おじいちゃーんと言った後

得意そうにわたしを振り返って

車に乗り込んだ

わたしは驚いて

お金持ちで馬の骨じゃないと

わけのわからないことを

考えた

草花の花束を片手に持ち

ぼんやりとしていたら

おじいちゃんに

何か言われたような気がする

その後

車は勢いよく立ち去った

それっきり

男の子は遊びにこなくなった

わたしの初恋は

小学5年生だと

思っていたけれど本当は

この男の子だったのかもしれない

原っぱで

僕は帰るんだよ

もうすぐ帰るんだよ

みたいなことを

わたしに何度も

一生懸命言っていたから

ご両親と帰省していて

お休みが終わったから

帰ったのだと思う

その原っぱは

今は建物が立ち並び

なくなっているのだけれども

青空の彼を

見つめていたら

どういうわけなのか

その男の子を思い出した

どこかで会ったような気がして

彼と

どこかで会ったような気がして

仕方がなかった

それでいろいろ考えていたら

ある男の子のことを

思い出した

わたしが小学生の時

社宅の近くに原っぱのような

場所があって

そこで女の子達と

お人形自慢をしたり

虫をつかまえたりして

遊んでいた

男の子と

おままごとや

親に叱られそうな

お医者さんごっこもしていた

ある時

ひとりの男の子が原っぱにいた

知らない子で

わたしと同じくらいの歳

周りから

かわいい兄妹みたいと言われた

わたしと男の子は

なんとなく

雰囲気が似ていた

すぐに仲良しになって

一緒に遊ぶようになった

他の子はあまり

遊んでいる風にもなかったので

理由を聞いたら

どこの馬の骨かわからないから

遊んじゃだめと

親に言われているとわかった

彼はよく笑う

彼はよく笑う

笑うといっても

ゲラゲラ笑うのではなくて

にっこりと

嬉しそうに笑う

不機嫌そうにしていたり

ホッとしていたり

そんな時もあるけれど

少年のように

無邪気に笑う

こんなとびっきりの笑顔を

わたしは今まで

見たことがなくて

彼を大好きになった

それに彼はよく

ごめんなさいねと言う

彼のごめんなさいねは

優しくて

彼を大好きになった

彼を大好きになったことを

わたしは

素直に受け入れた

大丈夫だよ心配しないで

大丈夫だよ心配しないで

青空の彼にそう言われて

あまり聞きなれない言葉を

久しぶりに聞いたような気がして

わたしは彼をじっと見た

ん?という言い方も

つらい?という言い方も

さらりとした髪と

きれいな瞳も

どこかで見たようで

懐かしく心ときめくものに

変わってきていると

わたしは気づき始めていた

ある日

わたしは彼にこんな話をした

みんなで話していて

わたしがゲラゲラ笑ったら

目の下が紫になっていた

笑いすぎ?

という話

彼は目をぱちくりとさせて

それはまわりのひとは

驚いただろうねと

身を乗り出しぎみに言った

なぜかその それはまわりのひとは

驚いただろうねが

何かわたしの心に

一滴のしずくみたいなものを

ポトンと落とした

何かから逃げている

何かから逃げているのでは?

彼はそう言った

わたしのことを

何も話していないのに

彼にそんなことを

言われたものだから

わたしは言葉が出てこなかった

逃げなかったから

逃げないでいたから

今苦しんでいると

言いたかったのだけれど

言葉にならなかった ただ

ぐさりと傷ついた

それからわたしは

何から逃げているのかしら

やっぱり逃げているのかしらと

悩むことになった

逃げなさい

逃げればいいのよと

子供のドクターに

言われたばかりだったから

わからなくなって 彼がそう言うのなら

わたしは

何かから逃げているのかもしれないと

考えた

逃げたらいいんじゃない?

逃げてもいいんじゃない?と

今になっては思うのだけれども

絶対逃げずに頑張ると

思っていた当時のわたしは

ひどく肩に力が入っていた

青空の彼の言葉

僕もストレスがあるけれどね

ももさんもストレスある?

彼がそう言ったので

わたしは はい…と言いながら

うつむいた

よかったら僕に話してくれないかな

ん?

彼はそう言って

うつむいていた私の顔を

覗き込んだ

その時のわたしは

困った顔をしていたと思う

すると彼は

もしかして

わたし幸せすぎて悩みがないのー

とか?

そう笑いながら言った そんなことないです!と

わたしは顔をあげて答えた

わたしの声が

急に甲高く大きくなったので

彼は少し

驚いた顔をした

ストレスといっても

今に始まったことではないですから

わたしは続けて答えた

その日

家に帰ったわたしは

ソファーにうつ伏せになって

泣いた

幸せ

という言葉が

ひどくひっかかって

わけもわからず

泣いた

2017年2月 3日 (金)

咳をしたくてしているのか

咳をして

心配してもらいたいと

思っている?

優しくしてもらいたいとか

優しくしてもらいたいから

もっと咳をしていたいとか

思っている?

彼はそう言った

僕の友人の病院を紹介しようかとも

言った

メンタルの病院 わたしは

どちらかというと

咳をしたら優しくされないから

咳をしたくないと

思っていたのだけれど

青空の彼が

怖いひとに思えて

緊張してうまく説明できずに

子供のことで

メンタルの病院に通っているので

大丈夫ですと言った

心配するほどでは

なかったのかなと

彼はしばらくしてから

ぼそりと言った

青空の彼の面影

バレンタインが近いので

青空の彼の具体的なこと

今まで描いてこなかったことを

描きたいと思います

個人がわかるようなことは

ご迷惑になるので書きません

なので

わかりにくい内容もあるかも

しれません

まず初めは

カードのお話しでした

少し続きます わたしのラブレター

もしよかったら

お付き合いください

2017年2月 2日 (木)

呼吸がうまくできなくなるということ

しばらく救急車で

運ばれることもなく

入院もなく

小さな発作はあるけれど

大きな発作はないので

発作の怖さを忘れていたこのごろ

呼吸が辛くなると

やっちゃったと思うのだけれども

体調の悪さが

当たり前になっている

発作止めに不都合が起きたので

薬局で薬をいただくまで

座って待っていたら

咳をしているひとが

今日はやたらに多くて

自分の大発作の時のこと

息子の大発作の時のことを

思い出した

呼吸がうまくできなくなる ということは

いい加減な薬剤師さんは

いい加減な対応しかしなかった

けれども

とても怖いことで

あの時の苦しさと

息子も味わった苦しさを

想うと

怖くて悲しくなった

特にうちはパートナーに

発作時に無視

舌打ち

放置 訳のわからない

嫌がらせのようなことを

されてきた経験から

発作時には

通行人や

他人にお世話になることにしている

だから

救急車を呼んでくださいという

カードを

いつもわたしは

持ち歩いている

心臓病に間違えられないよう

喘息ですと書いている

実際使って

救急車を呼んでいただいた

こともある

悲しいことにこれが現実 定期入れに

入っているカードを見てみる

時が経過して

オンボロになっているわと

気付いた

そういえばまだ

このカードが新しかった頃

青空の彼に見せながら

パートナーに

助けてもらえないことを

わたしが淡々と話したら

彼はにわかには信じがたい様子

だったけれど

ずっと首からぶらさげていたら

周りのひとに

驚かれちゃうから

どこかに

入れておいた方がいいよと

言った

ん? 驚かれるを

驚かれちゃうと言った?

わたしの真似だわと気付いて

その時笑った

ご両親はご健在? 助けてくれるひとは?と 彼が言ったので

実家が遠いから

なかなか

助けてもらうわけにも

いかないということを

話した

こんなこと

彼はもうすっかり

忘れているだろうけれども

このカードを

首からぶらさげていたなんて

よほど喘息を怖がっていた

あの頃のわたし

彼もおかしなわたしに

驚いちゃっていたかもしれない

思い出したら

ちょっと元気が出た

シカトは悪いことだよ

シカトはいけないんだよ

そう息子が言いはじめてから

パートナーからの無視は

やや少なくなった

大切な話をしようとすれば

必ず走ってどこかに行く

たわいもない質問をすれば

責められたようだと怒る

話せば

怒るか嫌みを言う

見ると怒る というようなことは

いまだ続いている

わたしも完璧な人間ではないから

仕方がないと

あまり関わらないようにしている

井戸端会議では

ダンナが気持ち悪い

むかつく

いるだけで腹が立つ

バカなんだよね

などとみんな話しているから

どこもそんなものなのかしらと

思ってもみる

父親は

ひとりしかいないわけで

父親より優しくしてくれる男性が

いくらでもいるからといって

離婚して

ご縁があってもし

再婚したとして

よほど私が愛されたとしても

新しく父親になってくれるひと

なんていないと

わかっている

父親なのだから

育てるのが当たり前

こうするべきだ

みたいなところが

他人であれば

学費や生活費

苦労をかけることが

申し訳ないという気持ちで

いるのではないかと

想像する

わたしも子供も

ご機嫌うかがいをするだろうし

わたしが愛されなければ

子供が愛されないかもしれないと

心配もするでしょう

好きなひとのために

外見も心も

きれいでいなくてはいけないのは

面倒で

わたしはわたしで

ありのままでいたいし

それに

ご機嫌うかがいは

もういいかなと思う

怖いものがなくて

ありのままで認められている

それが幸せかもしれないわと

思う

だからわたしは

もう恋などしないと

思っていた

自分が8年前に恋をしたことが

不思議でしょうがない

それでまだ

恋をしていることが

不思議でしょうがない

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momo

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