大丈夫だよ心配しないで
大丈夫だよ心配しないで
青空の彼にそう言われて
あまり聞きなれない言葉を
久しぶりに聞いたような気がして
わたしは彼をじっと見た
ん?という言い方もつらい?という言い方も
さらりとした髪と
きれいな瞳も
どこかで見たようで懐かしく心ときめくものに
変わってきていると
わたしは気づき始めていた
ある日わたしは彼にこんな話をした
みんなで話していて
わたしがゲラゲラ笑ったら
目の下が紫になっていた
笑いすぎ?という話
彼は目をぱちくりとさせてそれはまわりのひとは
驚いただろうねと
身を乗り出しぎみに言った
なぜかその それはまわりのひとは驚いただろうねが
何かわたしの心に一滴のしずくみたいなものを
ポトンと落とした
« 何かから逃げている | トップページ | 彼はよく笑う »
コメント