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2017年2月 4日 (土)

世界の終わりと思ったあの日

今日は何日だっけ

あーあのね

僕は◯◯に帰ることになったの

だから元気でちゃんと

彼がそう言った時

わたしの足が突然

ガタガタと震え始めた

自分の足があんなに震えたのは

初めてで

震えが止まらなかった

わたしは嫌ですと

言ったような気がする

連絡先を教えてくださいと

わたしは咄嗟に言った

すると彼は

満面の笑顔でわたしをみて

ごめんなさいね

教えられない

ごめんなさいね

僕の後輩がねと話し始めた

かなりすねたわたしが

くにゃくにゃしていたら

ますます彼は

そんなわたしを見て

笑っていた

わたしはその後

ショックで

ふらふらしながら道を歩いていた

この世の終わりかというくらいに

涙を流しながら

もう会えないと

まるで死別したかのように

泣いていた

彼を忘れられたらいいのに

忘れられないよと

泣いていた

何日も

何日も家族がいないところで泣いて

もう一度会いたいと

泣いて

会いたい会いたいと泣いて

目が腫れ上がり

髪が抜けた

だからわたしは

お礼の手紙を書くことにした

それが彼に届けた

1枚目の紙のラブレター

彼に届けたラブレターは3通

1枚目は彼をみると

夢の桜を思い出すから

桜のラブレター

青空が似合いそうなので

2枚目は青空のラブレター

3枚目は

花のラブレター

ちゃんと届いたかどうかも

わからない

返事はもちろん

いただけなかったラブレター

そのラブレターの続きを

ここに描いている

もう8年も

彼を大好きでいる

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コメント

こんにちは。
青空の彼のおはなし、全部拝見しました。
もしかしたら会えないかもしれないけれど、縁があったら、人ってけっこう会えるものだということを考えていました。
昔、かなりもめてやめた会社の社長は、隣の県に住んでいるのですが、
偶然、2回も、車に乗っているときに見かけたことがあります。
向こうは全然知らないでしょうけど、私は彼の老いや
暮らしをちょっと垣間見ることができました。
神様は、こうした偶然をときどきセットしてくれるものだと思うのです

ふうちゃん組様
わぁ♥こんにちは
全部読んでいただき、ありがとうございます。
なぜだか会いたくないひとには
ばったり会ったりするんですよね(*_*)
好きなひととは、
どちらでも良くなった時に、
ばったり会ったりするとも
いいますけれども、
わたしはいつもぼんやりしていて、
お友達でも気づかず通りすぎたりするので、
気づかないかもしれません。トホホ
いつか自然に、お話できたら嬉しいです。
ありがとうございました。

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