世界の終わりと思ったあの日
今日は何日だっけ
あーあのね
僕は◯◯に帰ることになったの
だから元気でちゃんと
彼がそう言った時わたしの足が突然
ガタガタと震え始めた
自分の足があんなに震えたのは初めてで
震えが止まらなかった
わたしは嫌ですと言ったような気がする
連絡先を教えてくださいと
わたしは咄嗟に言った
すると彼は満面の笑顔でわたしをみて
ごめんなさいね
教えられない
ごめんなさいね
僕の後輩がねと話し始めた
かなりすねたわたしがくにゃくにゃしていたら
ますます彼はそんなわたしを見て
笑っていた
わたしはその後ショックで
ふらふらしながら道を歩いていた
この世の終わりかというくらいに涙を流しながら
もう会えないと
まるで死別したかのように
泣いていた
彼を忘れられたらいいのに忘れられないよと
泣いていた
何日も何日も家族がいないところで泣いて
もう一度会いたいと
泣いて
会いたい会いたいと泣いて目が腫れ上がり
髪が抜けた
だからわたしはお礼の手紙を書くことにした
それが彼に届けた1枚目の紙のラブレター
彼に届けたラブレターは3通1枚目は彼をみると
夢の桜を思い出すから
桜のラブレター
青空が似合いそうなので2枚目は青空のラブレター
3枚目は花のラブレター
ちゃんと届いたかどうかもわからない
返事はもちろん
いただけなかったラブレター
そのラブレターの続きをここに描いている
もう8年も彼を大好きでいる
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こんにちは。
青空の彼のおはなし、全部拝見しました。
もしかしたら会えないかもしれないけれど、縁があったら、人ってけっこう会えるものだということを考えていました。
昔、かなりもめてやめた会社の社長は、隣の県に住んでいるのですが、
偶然、2回も、車に乗っているときに見かけたことがあります。
向こうは全然知らないでしょうけど、私は彼の老いや
暮らしをちょっと垣間見ることができました。
神様は、こうした偶然をときどきセットしてくれるものだと思うのです
投稿: ふうちゃん組 | 2017年2月 5日 (日) 17時21分
ふうちゃん組様
わぁ♥こんにちは
全部読んでいただき、ありがとうございます。
なぜだか会いたくないひとには
ばったり会ったりするんですよね(*_*)
好きなひととは、
どちらでも良くなった時に、
ばったり会ったりするとも
いいますけれども、
わたしはいつもぼんやりしていて、
お友達でも気づかず通りすぎたりするので、
気づかないかもしれません。トホホ
いつか自然に、お話できたら嬉しいです。
ありがとうございました。
投稿: もも | 2017年2月 5日 (日) 17時45分