ふたりのドクター
わたしは
ふたりのドクターに
お世話になっている
医者は虚勢を張って仕事をしているのだという話を
聞いていたから
ドクターは患者の前では患者が不安にならないよう
不安そうにしないというのかしら
いつも気持ちが張りつめていて志高く
大変なお仕事だわと
思ってきた
もちろん尊敬もしている だけれどもわたしのかかりつけの
バスケ部出身
聞き上手の優しいドクターは
ちょっと様子が違っていて
胸の音を診察しながら表情がひきつり
かなり動揺している
そんな時はわたし
悪いのね?とわかる
ドクターは最近呼吸器の看板を出した
得意な順番に看板を書くというから
呼吸器が最後
息子が喘息で入院した時もお世話になったのだけれども
あの時もひきつり
動揺していた
ドクターがあそこまで表情を変えるなんて
先生らしいというのかしら
意外
と息子に話したら
息子が先生 たまに真っ青になるよね
自信がないからこれではいけないと思って
呼吸器の勉強したんじゃない?
御意!(ドラマの台詞)みたいにと
言ったので
そうかもねとふたりで笑った
かかりつけのドクターはやや頼りないように見えるけれども
優しいドクター
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