おなかを鳴らせるひとになりたい
息子の病院のドクターから
より専門のドクターに
診察してもらうように言われた
新しいドクターは肩書きが立派なかただったけれども
肩書きだけでは判断できないから
初対面だから緊張する息子とは
対照的に
わたしは初対面でも
平気なので
その辺は気楽にしながらも
見極めが大事だわと
考えていた
診察が始まり息子の食欲があまりなくてなどと
ドクターと話していたら
これでもかというくらいに
わたしのおなかが
ぐーぐーと鳴り始めた
もうおかしいくらいにおなかが空いた
確かにバタバタしていてろくに食べてはいなかったし
おなかは空いていたとは
思うけれども
診察が終了したらおなかがすいて倒れそうになった
息子がおれも今ぐーぐーぐーぐー
鳴っていると言った
いったいなにが? そういえば以前拒食のお子さんが
20分くらい精神科医と話して
診察後むさぼるようにごはんを食べたと
聞いたことがある
そのドクターは今は亡くなられていて名医だったらしいけれども
そんなことを思い出した
わたしはどうやったらおなかを鳴らせるの?
やはり安心することで
おなかが空くのだから
うーん何かを言われたかしら
言われたかんじもないけれどもしかして
ひどいことを
言われていないからなのかしらと
悩んだ
息子が診察後具合が悪くなることがあるので
心配したけれど
長くドクターとお話ししたのに
心の負担がなかったようで
診察後の息子の様子を見て改めて
ありがたいことに
この病院で二人目の
優秀なドクターに巡り会えたのだと
実感した
わたしはどちらかというと楽天的で単純というのか
洗脳されやすいね うふふと
息子と笑った
何かをやらせるより息子が家庭で安心して過ごせることが
一番大事
それからわたしがおだやかにいられることが
息子にとって大事
このふたつができていなければ次には進めないと
ぐーぐーしながら考えた
わたしもおなかを鳴らせるひとになりたい
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