喘息の治療とお出かけ
喘息やアレルギーと
診断されて間もない頃
温泉好きのわたしは桧ぶろに入った
すぐに体に異変が起きておなかのあたりに
味わったことのない痛みが
襲ってきた
ヒノキチオール? などと混乱しながら倒れてしまうといけないので
早々にお風呂を出て誰もいない
休憩所のようなところで休んだ
なにこのおなか熱を測ると
37度6分くらいあった
温泉といえばお山にあるので
高山植物のアレルギーは平気だと
判断して
すがすがしい気持ちになっていたのだけれども
味わったことのない体の変化だった
いったい
なんだったのかしらと思う
喘息とアレルギーのお薬が効いてきていたからなのか
微妙な苦しさだった
それからわたしは自分の喘息がよくわからなくて
測定器を買った
息子は入院中にSpO2が87くらいで
機械がぴぴぴぴ鳴っているのに
点滴をしながら
おしゃべりをしていた
わたしもわたしのカラダがなんだか
えっと
と思って測ると酸素が低くて
そうとは知らずに歩き回っていたと知った
わたしも息子もこんな体に慣れてしまっている
周りの理解も難しいそれに遠慮している
だから危険なのだわと知った
何に気を付けたらいいですか?とドクターに訊いたら
血液検査の結果から考えて
全部ですと言われたので
それからは全部気を付けるようになった
わたしの場合でもまぁ大丈夫でしょうと
すぐに
いい加減になるところがある
そんな時発作止めを取ろうとして
そのまま亡くなった友人のはなしを
偶然お友達から聞いたり ドクターに枕のところにも
発作止めを置いておいてくださいねと
言われたりしたので
気を引き締めて
バッグと洗面所とベッドに発作止めを置くことにした
いまでは発作止めを使うタイミングが
よくわかるようになって
吸うというよりうまく吐けなくなると
このままだと危険
まだ大丈夫でも早めになどと判断できるようになった
注射もあるのでお出かけの心細さもなくなってきた
わたしの子供の頃ならわたしはもう
亡くなっていたかもしれない
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