別れ話のもつれ
プロポーズの彼と別れる時
わたしは殺されかけた
オブラートに包むと
余計に傷つけると思い
ストレートに別れ話をしてしまった
という若気のいたりもあり
事態が悪化する
何度か
あの時
死んでしまっていたらと思う
出来事がわたしにはある
こうして元気にいられることが
不思議なくらい
彼は包丁を持っていて
わたしの胸につきつけた
別れるくらいならおまえを殺して俺も死ぬと
言った
わたしは胸を差し出して
殺せるものなら
殺してみなさいよと
言った
彼は泣き崩れた
わたしが
そんな武将のような真似を
なぜしたのか
今でもわからないけれど
もしギャーと叫んで逃げていたら
間違いなく刺されていたと思う
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