昭和レトロな耳鼻科
まだ幼い息子と
幼稚園から紹介された耳鼻科を
探していた
地図を持って耳鼻科を探す耳鼻科らしき建物がない
ようやく入り口を見つけて
入ろうとしたら
引き戸 がらがらがらと引き戸を開けるそこには
紙に番号が
手書きで書いてあり
紙の箱に入れて置いてある
いまやネット予約の時代で患者も番号で
ピンポンと呼ばれるけれども
その当時も驚きの光景だった
ボロボロの紙を手に取る診察時間が微妙で
頭をかしげる
後で聞いたのだけれども院長先生は
お昼寝をするらしい
一歩入るとぎしぎしとした床に
木馬があった
とりあえずそこにあるレトロな椅子に座る
突然
院長先生がバンと現れた
息子は病院だとも
思わなかったようで
先生の頭にはドーナツみたいな金属が
幽霊みたいについていた
額帯鏡? すぐに診察が終わりすぐに息子は院長先生からお菓子をもらった
幼い息子は病院に行ったとは思わなかったようで
嬉しそうにしていた
いつも病院で泣いていたのに
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