りんりんの話し
りんりんりんりん
おーいもも
もも
後ろから同じクラスの男子が自転車の呼び鈴を鳴らしながら
追いかけてくる
おーい待てよ りんりんりんりん
わたしは怖くなって
自転車のスピードをあげた
ちょうどトラックがきたので急いで横断歩道をわたる
男の子は殺す気かよと
叫びながら追いかけてきた
わたしは覚悟を決めて止まった
話があるんだ僕の気持ち
わかってくれるよね
うんなぜかそれで
付き合っていることになった
その男の子がクラスのみんなやありとあらゆるひとに
付き合っていると
言いふらしたので
わたしがいくら否定しても無駄だった
両思いになって
お友達から始めようとしていた
男の子の親友とも
ぎくしゃくしてしまい
すれ違いばかりの毎日になりわたしのほんわかとした恋は終わった
よく考えてみるとわたしの恋は
おかしなことが多かった気がする
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