ソルフェージュ先生
わたしのピアノの先生は
とても厳しいひとだった
引っ越しもあり先生が7人も
変わったのだけれど
小学生の時に社宅近くの豪邸で暮らす
ソルフェージュ先生(仮)は
母が頼み込んで生徒にしていただいた
母は音楽はまるでだめで
女性は茶道と華道と
育てられたひとなのだけれど
わたしを音大に入れようと考えていて
有名な先生に頼み込んだ
この子は
音楽のセンスがあると思います
どうぞ
よろしくお願いいたしますとね
体験レッスンが始まった時に
聴音なんて簡単だったから
えんぴつですらすら楽譜を書いて
暇だったので
えんぴつを鼻の下にのせて
先生に見せた
先生から母に
お行儀が悪いのでお断りします
できれば姉の方をと
連絡があった アハハ
とにかく母と同じで
お行儀にも厳しい先生だった
それからわたしのトラウマともなる
レッスンが始まる
« たった一度も恋をしてはいけなかった | トップページ | ピアノを始めた頃 »
コメント