落武者のお墓
実家には竹藪が2ヶ所
あるのだけれども
夢のなかで
実家の玄関に立つわたしに
鎧兜の武士が竹藪を返せ
竹藪を返せと現れたので
一応実家に知らせることにした
父はわたしが帰省するまで
誰にも言わず内緒にしていたからと
帰省したとき竹藪掃除のはなしをした
実はひとつの竹藪が鬱蒼としているので
近所のひとと
撤去することになって
父が草刈りをしていたのだけれど何かにカチンと
あたったらしい
見ると古い墓石だったらしく戦に敗れて
ここで朽ち果てたのだろう
というお墓だったそうでその後
すぐにわたしから
武士の夢の話を聞いてあれのことだなと
ひそかに驚いていたらしい
落武者となり竹藪に隠れていた方が
安らかに眠れるのなら
そのままがよかったのかもしれない
わたしが帰省した時は竹藪がまた鬱蒼としていたので
返したことになったかなと
父と話した
あまり見かけない鎧兜の色や模様などは
関東のものではなく
よくテレビなどで見かけるようなものでもなかった
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