母とダッシュ
いつも外出しようと
お気に入りの服を 着ていたら
肌の露出が 多い
体のラインが 見える
待ちなさい 脱ぎなさい と
母が追いかけてくるので
外出時は
おかしなことに
母と一緒に しばらく走っていた
母はわたしを
もも家の極道娘 と 呼び
わたしは母に
手のかかる子ほど
かわいいというからねーと
皮肉っぽく 言って
母は 笑っていた
一緒に
走っていたせいかどうか
わからないけれど
何を着たらよいのか
いまでも
混乱することがある
好きなものを
着たいものを着ればいいのに
母も母で
一生懸命だったのでしょうけれど
わたしは わたしで
母との関係が 大変だった
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