トリッキーな
長い髪に花の香りを絡ませ
かさかさとしたくちびるを
うんとしめらせる
空気がのどから体に入りすぎている
以前はどんな呼吸をしていたのか
忘れて
ため息を鏡に吹き掛ける
命を投げ出してまで守りたい
助けたい
それが真実の愛というなら
太陽のような愛がわたしに降り注ぐことは
少し先になるのかもしれない
ベッドに横たわり月夜に照らされた
わたしの白い足は
どこか妖艶に見えた
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