点滴をはがすひとたち
入院中に
点滴をはがすひとがいるから
息子がまだ幼く入院した時は
針のあたりを
かなりの量のテープで
ぐるぐる巻きにされていた
点滴が必要なくなるとそのテープをはがす
バリバリと痛いので退院したくないと息子が話していた
わたしも何度か点滴をして
針のあたりが痛くて
紫になっていたことがあり
針を変えてもらうと楽になったことや
点滴がもれて皮膚がふくれてしまったことがある
息子はテープをはがすと痛いから
点滴をしたまま
家に帰りたいと泣いていたのだけれど
看護師さんにはいはい 家に帰りたいよねと
勘違いもされて
おさえつけられてテープをバリバリとはがされた
それからは絆創膏をはるのも嫌がり
シールを見てもびくりとするようになった
老人なら点滴をはがしたりしないように
ベッドに腕を縛りつけたりするらしいから
本当に家族もつらいし本人もつらいよね
必要なことだから仕方がないのだけれども…
点滴中歩けるならひとりでお手洗いに行くことになる
これも大変で
早めに行かないと点滴をガラガラやっているうちに
間に合わなくなる
お手洗いに入ってからもさてどうする?と悩むことになる
点滴がなくなると手を自由に動かせる解放感で
とてもすがすがしい気持ちになる
眠る時も引っ張られたり気にしたりしなくて
よくなるから
幸せな気持ちになる
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