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2017年11月 6日 (月)

2度目の両思い

中学生2度目の恋は

同じクラスのOくん

授業中に振り返ると

必ず目があった


しばらくして

手紙でも届いたら嬉しいのにと

考えていたら

自宅のポストに

手紙が入っていた


Yくんの親友と付き合っていますか?

好きです

というような内容だった


わたしはすぐに

付き合っていません

わたしも好きですと

返事を書いた


それから

話すのが恥ずかしいので

交換日記のようなことをしていて

同じ高校に行こうと約束した 


彼は家庭の事情で

進学校は受験しないはずだった

わたしは初めから

高校は地元にあるただひとつの進学校と

決められていた

勉強ができるひとはその高校

というイメージで

田舎の学校だから

たいしたことではないのだけれど

数学と国語が学年トップだったから

クラスのみんなも

わたしは進学校に行くと思っていた


受験勉強が始まると

今みたいにメールもなく

手渡しの不便さがあり

交換日記が面倒になった


まさか

わたしの面倒くさがりがこんなところにも


それで

勝手ながら勉強に専念したいから

お付き合いをやめることにした


わたし

たいして勉強していないのにね


Oくんは

わたしが他に好きなひとがいると

勘違いをしてお別れした


受験が終わり

担任の先生が

ひとりひとり名前呼び

合格した高校を発表して

おめでとうと

書類を渡す日になり

わたしの名前が呼ばれて

高校名が発表されると

おーとクラスのみんなが叫び

男子が余裕 とちゃかした


わたしが嬉しそうにもなく

つんとしていたので

余裕という声が増えた


Oくんは違う高校を受験していたと

その時知った

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