幼い頃に考えていたこと
わたしは幼い頃
こんなことを考えていた
勉強が面倒というのもあったのかもしれないけれども
いくら勉強しても
学んでも
目の前で
道端に倒れているひとを
わたしが助けることはできない
苦しむひとをわたしが助けることはできない
だから勉強する
意味がないんじゃない?とね
小学生の幼いわたしがそんなことを言うと
誰も聞いてくれなくて
それに対して学びにはいろいろあって
学べば
道端に倒れているひと
苦しむひとを
助けることができると
教えてくれるひとはいなかった
わたしはまるでまだ
病気になれば
死ぬしかなかった
食べるものもなかった時代に
生きているかのような
発言をしていた
わたしはいくら頑張ってもわたしの力で
目の前のひとさえ
救うことはできないのだから
勉強が役に立たないと考えていた
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