レモンの香り
母から
手作りのシフォンケーキが
送られてきた
ほんのり
レモンの香りがする
次男といただいてみると
驚くほどに柔らかく
あっさりとしていて食べやすい
米油が使ってあるらしい
何度も焼いて
やっと満足なものが
完成したと
母が言っていた
次男が食べたよと言うと
あらー良かったと
喜んでいた
母が
長男も
よく見てあげなさいねと
言った
わたしは
長男くらいの歳の頃
両親に感謝は
していたけれども
パパっ子だったということもあり
母があまり好きではなかった
母の生き方が
好きではなかった
今もべったりではない
母は大事なことを
姉から聞こうとする
難しいことは
すぐに姉に頼もうとする
わたしは歳の離れた姉を
母親のように思ってきた
以前カウンセラーに
母親がなんでもしてくれて
かいがいしく世話をするひと
ではないのに
息子にかいがいしくしているのは
とても大変なこと
見本がないからね
面倒見の良いお母さんかと
思っていた
お母さんから
してもらっていないことを
息子にしているのは
つらいことよと
言われたことがあった
確かに
母がやっていたことは
無理をしないでも
自然にできている
けれども母がやっていなかった
ことは
かなり頑張らないとできない
難しく考えすぎてぎこちなくなる
子育ては
そういうものなのかもしれないけれど
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