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2018年1月25日 (木)

叔父とほこら

優秀で優しかった叔父は

母に

夢に出てくると話して

実家に帰ると

すぐに蔵の前に行き

神様のほこらに手を合わせていたらしい


スピリチュアルな力のある

叔父のことだから

特別な理由があったのかもしれないけれど

詳しくはわからない


叔父は亡くなった


わたしは夢のことを母に話した

夢に現れた蛇の姿や

話の内容など

母はその姿は

ほこらの昔から言い伝えられてきた

神様の姿と同じだと

驚いていた


わたしは気づいた

心から信仰するひとが

いなくなると

神様は弱くなり

姿が小さくなると聞いたことがある


お線香やお供え物も

必要なのかもしれないけれど


心から信仰するひと

つまり叔父の死で

弱くなった体を休ませてほしい

という意味ではなかったかと


どこかすっきりとした


父と母には

神様をまつるようにお願いして

わたしは姉に

まつる気持ちと信仰する気持ちを

離れていても持とうと

話した


後継者がいなくても

気持ちを持つことが大事なのではないかと

思った


気持ちは温かい

思いやりはね

温かいから

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