« それからもうひとつ | トップページ | 自分で進む »

2018年1月 6日 (土)

悪くなるひとたち

昔から田舎には

ひとりやふたり

思えばなんらかの精神疾患だったのかな

というひとがいた


近所のひとたちは

みんなでうまく付き合っていて

奇異の目で見ることもなかった


子供のわたしも

そんなひとなんだわと

素直に受け入れていて

一緒に遊んでいた


田舎にどんなひとがいようと

みんなでうまくやっていく

ということができていた


だけれども今みたいに

うまくやっていく方法が

わからないと

すぐに

あのひとはおかしい

関わらない方が良いとなる


そうなると言われた方の家族も

世間体を気にして

すぐに病院に連れていく


連れていけば治療が始まり

薬を使う


薬を使えば副作用が現れる

よくなるひともいるけれども

以前より状態が悪くなる

ひともいる


家族に知識がなくて

医者に治してもらえばよい

とにかく治してくれ

などと強引にやっていると

亡くなるケースさえある


なぜそんなことになったのか

初めはそのひとの

ちょっとした不安だったかもしれない


初めに

ゆっくりと休めば

時間がかかっても

よくなっていたかもしれない


精神的なものだと決めつけていたけれど

本当は心ではなく

体のどこかが悪かったのかもしれない


心の問題で脳内物質が足りなくて

生活がうまくできなくなり

薬でしか改善しないのなら

薬の力は必要


だけれども

どちらにしても

居場所というものが必要で

家族が世間体ばかりを気にして

認めなかったり

受け入れなかったり


以前の元気だったころに

戻ってほしいとばかり

思っていると

間違った判断をしてしまうと思う


おとなしくなり

正しい行動をすることが

治療ではないと思う


そのひとが

ありのままに

自由に

自分らしく生きることを

治療というなら

治療というべきだと思う


幼馴染みの男性が

精神科に通院後

暴力的になり

理由はわからないけれども亡くなった


元気で優しい子だったのに

ご冥福をお祈りします

« それからもうひとつ | トップページ | 自分で進む »

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 悪くなるひとたち:

« それからもうひとつ | トップページ | 自分で進む »

無料ブログはココログ

momo

  • momo