人生の足
お金よりも大切なものがあって
まぁ普通に
暮らしていければ
幸せだろうと
思ってきた
お金にたいして
ぎすぎすとした欲
のようなものを持たないで
今まで暮らしてきた
いつも
なんとかなるだろう
くらいに考えていて
学費と医療費が払えて
おいしいパンケーキが食べられ
それでたまに
好きなお買い物ができたら
いいのだと
感謝もしてきた
だけれど何かが違うような
気がする
ハイブランドを
趣味と実益を兼ねて
勉強していたら
やはりヴィンテージでも
欲しいと思える
それに
ハイブランドを
惜しげなく買うひとたちは
どんなひとだろう
わたしとは違うのかしらと
興味がわいてきた
好きなブランドがあったわ
子育てで
すっかり忘れていたけれど
それにちょっとわたし
浮世離れしているところも
あったり
なかったりで
忘れていた
自分なりの美徳
みたいなものを理想としてきたから
というのもあるかな
わたしの
小学生の頃の将来の夢は
絵描きさんだったのだけれど
もうひとつの夢は
結婚して
ばあやをベルで呼ぶこと
だったことを思い出した
なにそれ ばあやってと
思わず笑ってしまうけれど
両親はこれを
真に受けていて
祖母のように
ばあやをベルで呼ぶなら
良い学校に行って
花嫁修行をしなくてはねと
言っていた
ももちゃんなら
器量も良いし
姫様だから
良いところにお嫁に行けるわ
などと親族も言い
ばあやをベルで呼ぶことが
浸透していった
おかしなはなし アハハ
ということは
もしかするとわたしは
本当は
(玉の輿もふくめ)
お金持ちになりたいのではないか
という気がしてきた
びくびくしながら
いろいろなことを我慢して
働いているひとに
遠慮するくらいなら
自分で
そこら辺の土地が
ぱっと買えてしまったり
祖父のように寄付ができたり
学費や医療費が
負担にもならないくらいに
稼いだらいいのではないかしら
自分の才能を
お金にしようと
思えばよいのではないかしらと
考えた
両親から
お小遣いをもらい
暮らしているのは
なんだかな なの
親孝行もできていない
もっと欲を持ち
人生の足を
小さな歩幅でも
前に進めよう
よし
目標は
(玉の輿もふくめ)
お金持ちになろうに変更
伯父ができているのだから
女性のわたしにもできるかも
しれない
きっとこのままではいけないからね« 桜は咲いている | トップページ | ぼんやりとする »
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