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現在も大なり小なり続く
ネグレクトや
言葉の暴力
経済的な問題
だけではなく
長男には身体的虐待がありました
そうわたしが話すと
ドクターから
いくつか質問があった
赤ちゃんから始まり
中学3年くらいに
身長が主人より高くなった頃
殴る 蹴る 突き飛ばす
などの虐待が減りましたと
わたしが言うと
やめたのは
息子さんの体が大きくなり
負けると思ったからですと
ドクターがおっしゃった
やはりそうだったのね
クズだわ
わたしは心のなかで思った
パートナーは
食べていることを喜ばないので
ドクターに喜んでいただいて
次男は嬉しかったようです
外食先で
長男への暴力 暴言もありました
次男はそれを見て
外食先で吐いたことがありますと
わたしは続けた
どんなに努力しても
どんなにさまざまなひとに
相談しても
解決はできませんでした
息子が食べるだけ食べたとしても
楽にならないのではないかと思いますと
話した
家庭をこわすわけには
いかないですからねと
ドクターはおっしゃった
家庭をこわすという言葉に
ひっかかりながら
わたしは
離婚は何度も考えたのですが
病気と経済的な理由で
できなくて
長男も次男も
離婚して欲しいと
願っていたので
長男は特に
助けてもらえなかったという
腹立たしさが
わたしに対してあると思います
なるべく食事は
家族別に用意しています
パートナーが
無視をするか
怒るかなので
会話も少ないですと
説明した
外の世界を見ること
外の世界のひとと関わるようにと
ドクターはおっしゃった
息子とわたしが
学校の先生に
さっき階段から水が吹き出し
川のようになっていたなどという
くだらない話を
したことがあるのだけれど
先生は
それでそれでと
身を乗り出すように聞いてくださり
嬉しそうで
母子で驚いたことがある
先生は
息子を受け入れてくださり
心配もしてくださる
パートナーの場合は
何か話しかけると責められた
心配して声をかけると
命令されたと思いキレる
常に被害的で
共感しない
怒るか無視
話したとしても嫌みか
傷つくことしか言わないので
外の世界で
普通の男性と関わり
そういう良い経験を重ねることが
大事ということだと思う
わたしとしても
そんなチャンスを息子にたくさん与えたいと
考えている
ドクターは
パートナーの自己中心的な性格は
変わらない
子供たちが
父親より偉くなればよい
しっかりしてきているから
偉くなればよい
そして全員が
パートナーにまきこまれないことが大事だと
おっしゃった
わたしたちは
まきこまれている
何が正しいのかわからなくなるので
とにかく
まきこまれないことが大事ねと
わたしは思った
息子が食べられなくなってから
一年が経過しているのだけれど
パートナーがどう対応してきたのか
考えてみた
常に怒っている
無視をする
家族を助けてくれない
というのは
以前から続いていること
なのだけれど
息子が衰弱して立ち上がれなくなり
足が震えて
がくがくしていた時
すぐ横にいたパートナーは
息子を無視していた
わたしがかけつけた
パートナーに
息子が立ち上がれなくなっている
転びそうで危ないと
相談すると
笑った
息子の体の状態を報告するけれど
いつも無視をしていた
本当に父親なのかと
わたしは心から軽蔑した
息子の入院の騒ぎがあり
とにかく何か食べないと
心臓に問題が起き
突然死の可能性があると
ドクターから言われる
仕事帰りに
息子の好きな食べ物の店があるので
それなら食べられるかもしれない
買ってきて欲しいと
パートナーにお願いすると
買わないと断られた
わたしはおそるおそる
次男の食欲がなくなる理由
家庭の問題を話し始めた
ドクターは
椅子をくるりと回して
わたしをじっと見た
わたしは
生まれて初めての
経験したことのない感情になった
白いハンカチをかけて
宝石箱としてポケットに入れておいた
パンドラの箱が
久しぶりに
ポケットから飛び出したような
気がした
わたしの言葉は
少なかったのだけれど
とても的確なアドバイスをいただけた
わたしが疑われることなど
微塵もなかった
詳しくは
誰かのお役に立てるかもしれないので
おいおい
書いていくけれど
帰り道に
突然にわたしの視界が
キラキラとしてきて
偏頭痛を起こしたので
大きな負担になったことは
間違いなくて
わたしは
偏頭痛のお薬ですぐに
治まったけれど
冷や汗が出て辛かった
*****
読んでくださるかたも
ご自身と重なるようなことがあれば
わたしの文は
時に毒づくことがあるので
注意していただきたいです
できれば
信頼できるドクターを探されて
ご相談されることをおすすめします
そんな気持ちを
リハの先生に話してみたら
今まで
カルテに
家庭環境が強調されていなかった原因が
わかり
先生から
さっき話されていた
パートナーの会話と行動を切り抜いた場面の
話し方が
専門家としては
とてもわかりやすかったですよ
それを話してみたらどうかなと
アドバイスをいただけた
最後にもう一度
次男のためになるなら
話してみようという気持ちになれた
そして
どうせドクターに話しても
わたしに虚言癖でもあるかのように
分析されて
不安が強いのだろうくらいに
診断され
解決にならないだろう
信用できないという
気持ちになり
公の機関に相談したら
離婚しましょうと
手続きをすすめられるだけだろう
と思ってきた
同じような立場のママ友達に
相談しても
お母さんがおおげさに
受け取っていると思われて
解決できないよねと
話していたので
やはり
普通に働いている父親と
手足のある息子の
問題点を相談する時に
まずはこのお母さんは
事実を話しているのかと
疑うものなのだろうと考えてきた
何が正しいのか
わからなくなってもいた
病気の子どもがいて
自分も病気で働いておらず
学費も払えないわたしが
ふたり抱えて離婚は現実的ではない
次男の病院で
さすがに治療に関係してくるので
これ以上
黙っているわけにもいかなくなり
家庭環境について
話す時がきた
リハの先生の
支えもあり
ドクターに話してみることに
なった
わたしは今まで
さまざまな医療機関や身内に
家庭の問題について
相談してきたのだけれども
つい先日も…
そのたびに
信じがたい
というような結果になり
わたしが神経質で
認知がゆがんでいるのではないか
というように誤解されることが
多く
子供や自分を
守ることができずに
ひどく悲しい経験を重ねすぎてきた
その結果
外からはわからない
家庭内で起こっている問題を
ドクターに
うまく伝えられないというのか
良い話でもないので
伝えることを遠慮していて
控え目になってしまうというのか
奇妙な話し方になっていった
自信も失っていた
夜中に苦しくなって
目が覚めた
ひどい咳とたんだわ
うまく吸えないというより
うまく吐けない
こうなるともう
ひどくなるばかり
発作止めを使うと
咳もたんも治まってきた
どうしてたんが
治まるのかしら
呼吸が楽になると
ミントガムを食べたみたいに
爽やか
草原に立ち
青空を見上げているような
気持ちになる
表現がちょっとおおげさかな
助かったという気持ちで
楽になると
言うべきかも
しばらくしたらまた
たんが
からんできた
ひどい咳
なかったことにして眠ろうとしたけれど
胸がどきどきして
ひゅー
ぴゅー
などと細い音がしている
また発作か…と
寝ぼけ眼で思う
指先にふるえもある
ということは
発作止めが効いているはずなのだけれど
なんだか寒い
コーヒーを飲んだら
良くなるかしらと
飲んでみる
さほど変わらない
朝になって
いつもの吸入をすると
たんがげぼりと
出てきた
どうして吸入をすると
たんが出てくるのかしら
しばらくしてまた
げぼりと出てきた
楽になったような気がしたけれど
呼吸とたんは
別々に存在していて
喘息の方はというと
まだ息苦しい
そして
わたしのいちにちは
だいたい
家事に始まり家事に終わるから
家事は
ほこりを吸い込むこと
ばかり
食材を買いに行くにしても
息苦しくて足が重い
今日の喘息はこんなかんじ
いい日もあるけれど
悪い日もある
お買い物途中に
美しく咲く花を見つけた時は
また胸が高鳴る
青空の彼と四季の花を
眺めることができたら
幸せでしょうねなどと
考えていたら
風が気持ちよくて嬉しくもなった
世の中の女性は
カフェに行って
どうせ悪口ばかり言っている
ということに気づいた
病気療養中の次男とカフェに行くと
並んでいても
座っていても
聞こえてくるのは悪口や
愚痴ばかり
それも大声で恥ずかしげもなく
ストレスをぶちまけて
甘いもので
満足しようとしている
相談と悪口は
違うように感じる
せっかくふわふわのパンケーキが
惨めに思えてくる
同じ釜の飯とは言うものの
気持ちはわかるけれども
ほら
この素晴らしきパンケーキ
パンケーキの気持ち?も考えようよ
コーヒーも
おいしくいただこうよ
いただきます♥
そんな伯父が
娘とねこちゃんを連れて
帰省したことがある
娘
つまりいとこは
全身ブランド服で
生意気な女の子
お金を
見間違いかというくらいに
使う
祖母のこたつの上に
ティフ☆ニーを
投げ捨てていた
わたしの母は
茶道の先生なので
やたらに肌を飾り立てるのは
下品だと思っている
父のプレゼントのアクセサリーだけは
大事にしているけれど
テ☆ファニーに興味などない
わたしが驚いていても
よくわかっていなかった
いとこは
小学生の時
消しゴムは最後まで
使っていたのに
わたしは
嫌なものを見たような
気がしていた
それから
ずっとぬいぐるみだと思っていた
白いペルシャが
本物のねこちゃんだと知って
さらに驚いた
歩くのが面倒なねこちゃんで
運んでもらっていたから
てっきり
いとこのぬいぐるみだとばかり
思っていた
よく見ると
ストーブの前で
暑いのに動けないものだから
鼻が赤くなっていた
友人と公園で
ベンチに座り
コンビニで買ったアイスを
食べようとした時
知らないひとが近づいてきて
わたしの血を清めようとした
わたしが断ると
今度は隣の友人の血を
清めようとしていた
友人は
アイスのスプーンがないと
激怒していて
知らないひとの声が
聞こえないくらいに
アイスのスプーンがないと
叫んでいた
スプーンが見つかった時には
知らないひとは
呆れていなくなっていて
あのさ
さっき血を
清められそうになっていたよ
断っておいたけれどと
わたしが言うと
へ?と
友人は言った
危ないから気を付けないとねと
言うと
清められたのかなわたしと
友人は嬉しそうに言った
実るほど
頭を垂れる稲穂かな
息子が
将来の道を選んだ
幼い頃から
学術的探求心があり
科学の道に進むことは
想像できていた
人様の役に立ちたいとまで
思うようになるとは
想像していなかったから
ちょっと涙が出ちゃう
彼は幼い頃から
ママ
1ミクロンより
小さな単位は何?
月の観察
視点はどこなの?
などという質問を
わたしに投げ掛けていた
わたしは
情緒の成長の方が大事だと
考えていて
高度な知識を望む息子に
戸惑い
一緒に勉強しながらも
どちらかというと邪魔をしていたような
気がする
息子も
わたしも
たくさんのひとに支えられ
今までやってこられた
決してわたしは
ひとりではなかった
厳しい言葉や
おほめの言葉を
たくさんもらった
特に姉は
この子は天才なのよ
エジソンだってさ
学校の先生に頭が腐っている
とか言われていたはず
それに相対性理論だって
そうやって生まれたんじゃない?と
励ましてくれた
わたしは自分が
文と絵で賞をもらったくらいの
何の取り柄もない
専業主婦だから
立派な肩書きを持つひとの
母親は
さぞかし立派なひとに違いないと
自分を恥ずかしく思っていた
すると姉は
案外
立派な学歴や肩書きを持つひとの
母親は
ごく普通のひとだって
身内の◯◯だって
お母さん普通と言った
確かにそうだけれども
もっとわたしが賢くて
もっとわたしが
彼に良い環境を与えてあげることが
できたら
彼はもっと
幸せな人生だったのではないかと
思う
まだこれからだから
わたしは
彼の健康に気を付けて
お料理をつくり
あたたかい母親の愛情で
縁の下の力持ちになりたいと
考えている
今までわたしに
厳しくしてくださったかた
優しくしてくださったかた
すべてのひとに感謝しながら
つんとした息子を
にやにやとして見つめている
立派になったね
青空の彼を思う気持ちが
うっすらとしている日が
わたしにはなかなか来ない
その日を
彼が望んでいるだろうと思えて
ずっと待っていた
時が解決して
わたしは彼を
すっかり忘れるのではないかと
9年も10年も
思ってきた
その間
一方的な長いラブレターを
描いてみたけれど
これだけ好きなのだから
どうにかしてよ
などという気持ちは
わたしにはない
それより
どうでもよくなる
続かなくなる
飽きたりつまらなくなったり
大切に思えなくなったりする
ということは
あるでしょうねと考えていたのに
長い間
大切な気持ちとして
続かなくなることもなく
さほど変わることもなかったことは
自分でも驚きで
自分でもあきれている
友人としてでも
一緒の時間を過ごせていれば
楽しいことを
一緒に喜んだり
楽しいことばかりではないから
苦しいことを一緒に悩んで
ぶつかって絆を深めたり
ということもあったのかも
しれないけれど
わたしには何もない
もともと
生きる気力みたいなものがない
わたしだったから
家族のこともあり
重責に耐えかねていたわたしは
恋などと
騒いでいる状況でも
なかったのだけれど
時に
恋は後回しになっている自分を
ここに描いてしまうと
またすぐに
訂正しなくてはいけないから
家族を大切に思っていれば
自分の恋など
もういいかなと思っていても
そのうち
もういいかなを
描かないようになっていった
だって
もういいかなと
思っているわたしは
もういいかなと思いながらずっと
彼を好きでいるのだから
靴をはきかえるように
新しい環境に飛び込むわたしは
よしと思えば
すぐにやってみる
見切りをつけるのも
はやい
感激して泣いたと思えば
爆笑し
楽しそうにおしゃべりをしていたと
思えば
寝ている
ころころと言うことが変わり
もっともなことを話していると
感心していれば
やっていられないねと
くだを巻いている
時に芸術に目覚める
花鳥風月は美しいと
そして眠る心の詩を
爆発させる
集中力はというと
これがまたはんぱない
子育てや
道徳的なことには
怖いくらいに真面目
家族を守るためには
何だってやってみせる
けれど
傷つきやすくて
すぐにへこたれる
立ち上がった時には
テンションが高く
屁理屈を叫ぶ
家族や他人からみると
落ち着いてのんびり
ほんわかとしているように
見える
内面は
ぐつぐつと煮えたぎるような
思いがある
時に
大人の色香なども感じさせながら?
少女のような
純粋さが残る
子供っぽさもある
けれど
専業主婦 母親の時は
まったくもって
ごく普通の平凡な女性で
ありふれたひと
時に
姫様 お嬢様
守ってあげたくなる
癒し系
などと言われる
そんなわたしを
一緒に面白がってくれたり
リスペクトしてくれたり
見守ってくれたりする男性が
いいのでしょうね
なかなかいない いい女だと
思うのだけれども
青空の彼にはもったいなくない?
なーんてね
わたしが
義理の両親を思う気持ちと
青空の彼を思う気持ちは
同時に存在していてはいけないのかな
やはり大事な息子を
裏切るような気持ちを持つわたしは
許されないのかな
心に秘めていても
口に出さなくても
片思いでも
裏切ることになるのかな
息子のことを大事に思って欲しいと
思っているひとの前で
同じ息子を持つわたしは
その気持ちを十分にわかるのに
違うひとのことを
大事に考えている
もし息子が結婚して
お嫁さんに同じようなことがあったら
わたしはどう思うかな
青空の彼はどう思うかな
パートナーには
もしもの時
会いに行かなかったなどという
後悔をしてほしくない
義父も
義母も
息子に会いたいに決まっている
今回
これから行く?
そのわたしのひとことだけで
質問すると
責められている
心配しているを
命令されたと勘違いするパートナーと
トラブルになった
いったいわたしは
どうしたら良かったのかしら
落ち着いてからパートナーと
もう一度話し合うものの
やはり怒るばかりで
だめだった
らちあかんというやつね
きっと突然のことで
動揺しているのねなどと
100歩譲って考えても
無理があった
とりあえず義母に
電話でしっかりと
わたしが話を聞くことにした
病院でのこと
お手洗いや
食事に不自由はないかを
確認した
会社が休みの日なのに
行かないと話すパートナーについて
やんわりと伝えたら
わかってくださった
平日 息子と行きますからと
伝えた
義母は
義父が倒れた時
重くて動かなくてね
大変でと
わたしが想像していたとおり
困っていた
わたしに話したら少しは楽に
なったようだった
大変だったですね
お手伝いできなくてすみません
驚かれたでしょうね…などと
わたしが話していると
ももさんも 次男ちゃんも
今大変なんだから
来てもらわなくて大丈夫よと言われた
病院に行く時は
わたしが車を出します
喘息でもお父さんを担げますから
遠慮しないでくださいと
わたしは言った
心が痛かった
しばらく用心しながら
暮らしていた
特に
甲状腺の病気になってしまった
次男
将来の方向性が決まり
なにかと追い詰められている
長男
わたし?
パートナー
3日くらい
何事もなかったから
ただの夢かなと思っていたら
電話が鳴る
義父の手足が
突然に
動かなくなったと
連絡があった
脳かな
脊髄かなと
聞いた瞬間にわたしは思った
どちらにしても
これは大変なことだわ
手伝いも必要
動けないなら担いだり
車に乗せたりが大変ねと
わたしは想像して
確か車椅子もなかった
見ている義母も
どうしたらよいのかわからずに
心細いに違いない
とにかく心配だから
かけつけよう
としたら
パートナーにキレられて
結局行けなかった
えっ?
いったいどういうこと?
話し合おうとしたけれど
パートナーがキレている
実の父親なのに意味がわからない
そうだ
パートナーはかけつけないひと
だった
わたしが病気の時も
息子が病気の時も
信じられないことの
連続で
もう慣れていたはずなのに…
それに
夢は本当だったわ
わたしはうなだれた
何日か前に
夢を見た
誰かが
◯◯病院に行きなさいと
言っている
それから
電話番号くらいの長さの
数字が
はっきりと見えた
病院のカタカナの長い名前も
数字も
はっきりと覚えていたのに
起きてからごそごそしていたら
忘れてしまった
それから
あるひとの手足がないという夢を
見た
あまりに鮮明な
夢だったから
はっきりと覚えていて
起きたら泣いていた
後から
何かの知らせだわと
思った
今回は神社ではなくて
病院
それに悲しい夢
ごちゃまぜになっているかも
しれないけれど
あの数字は何かしら
マンションのお庭を
歩いていたら
同じマンションのお子ちゃまが
お庭でふざけて転がり
頭をぶつけていた
見ると頭の横あたりが
切れて
出血している
頭の危ない場所が
切れているように見えた
わたしは
バッグからティッシュを出したけれど
足りなくて
ハンカチで頭を押さえた
他のお子ちゃまに
ママを呼びに行ってもらい
ママがやってくる
あなたまたやったねと
言っている
うちの息子はふたりとも
迷子になったことも
大きな怪我をしたこともないから
ちょっと驚いた
近所の病院に連れていって
ぬってもらうわと
ママはあっさりと言って
ハンカチありがとうねと
返そうとした
わたしは咄嗟に
ハンカチは
血の色で
先生が判断されるかもしれないから
持っていってと
言った
ぶつけたお庭の場所はここで
頭のこのあたりを
ぶつけたように見えたよと
報告もしておいた
ありがとうと言いながら
ママとお子ちゃまは
病院に向かった
その後
きれいなハンカチと
お礼を一緒に
返してもらう
そのお子ちゃまは
元気そうで
無事だった
わたしがどうして
血の色のことや
ぶつけた場所などを
話したのか
後になって不思議に思った
やはりどこか
冷静というのか
肝が据わっているのかな
まだまだ未熟なわたしだけれど
自立ということがやっと
わかったような気がする
親に
こんな風にして欲しいとか
もっと愛情を持って欲しいとか
ここを直して欲しいとか
そんなことを考えてしまうのは
まだ自立できていない
ということではないのかな
親を
子供みたいに思い
もうしょうがないね
こんなひとだからさと
思えることが
自立ではないかしらと感じる
自立していようが
いまいが
人生にしても
恋愛にしても
ひとには話せないような
つらい過去や
苦労があって
でもそれは
強く輝いて生きるための
知恵になる
苦労は幸せへと続いている
道徳の教科書のようなことばかり
考えていた小学生のわたしに
母が
世の中は正義が勝たない
ウルトラマンじゃないのだからと
言ったことがある
トラブルがあった時は
負けて勝てと
母は言った
例えば相手が
理不尽なことを言って
怒っていたとする
わたしは悪くないのだけれど
下手に出て謝る
そうすると相手も
謝らなくてはいけなくなる
そして
取り乱したことを
恥ずかしいと思う
という具合に
母は勝つことを意識していたと
思うけれど
わたしは
負けて勝ての
本当の意味は
勝つことではなく
自分や家族を守る
「守る」ということではないかと
思う
伯父は
とある会社
レストラン マンション
別荘 旅館
船などなどを持っている
いまは会長
なのだけれど
裕福な暮らしぶりは
わたしが幼い頃から
見ていてわかった
伯父のゴージャスさに
憧れてはいなかったけれど
わたしも伯父のように
商売をしてみたい
という気持ちがあった
社長になりたいとまでは
思わなかったけれど
商売をしてみたいと
話していると祖父が
小さなお店があるから
買ってやろうか?と
言った
今なら息子のために欲しいかも
しれないけれど
当時はなんとなく
結婚したら
専業主婦になり
おうちのことをしっかりやらなければ
いけないだろうから
いらないかなと思った
関東に住む伯父は
お正月やお盆になると
きれいなひとを連れて
帰省していた
わたしはいつも
そのきれいなひとを
きれいだわと見つめていた
秘書だと言っていたけれど
わたしにはよくわからなかった
母は
伯父はまめで優しい
お兄ちゃんはもてるからねと
よく言っていた
今も言っている
当時も今も
帰省のお土産は
関東にいてもなかなか買えない
お菓子を
きれいな秘書が用意している
伯父に
もも 船で一緒に帰ろうと
言われた時も
別荘を使っていいよと
言われた時も
旅館においでよと
言われた時も
わたしはなんだか
慮な気持ちになり
両親と一緒ならと
返事をした
最近も旅館においでよ
うまいもの食べさせてやるからさと
言われている
そんな伯父は
いつも忙しそうで
ゴージャスな雰囲気
母より若々しいのだけれども
祖母がそっと
伯父にお金を渡していたと
母から聞いたことがある
会社がもしもの時に
帰ってこられるお金はあるの?
これだけは持っておきなさいと
10万を
手渡していたらしい
母は
わたしと重ねて思うらしく
涙ぐんでそう話していた
さくらが散ると
どこか傷ついたような
気持ちになる
マンションの廊下に
一枚
桜の花びらがぴらりと
動いていた
もう桜は散ってしまったのに
君はいったい
どこからきたの?
わたしは
青空の彼が
お花見に誘ってくれるのではないかと
毎年毎年
待っているから
わたしが勝手に
そんなことを考えて
待っているから
勝手に
傷ついている
彼にしてみれば
愛の押し付けみたいで
いい迷惑
メジロと桜の次は
季節の花
螢
花火
月
青空の彼が
花火に誘ってくれるわけも
ないのに
待っている
そしてまた
どこか傷ついたような
気持ちになる
それを毎年毎年
繰り返している
わたしが誘えばいいのかな
けれど誘いかたがわからない
わたしが食材のお買い物を
していた時
そのお世話になっていた
ドクターを発見したことがある
わたしは入院してから
世の中には
いろいろな職業のかたがいて
病院にはドクターもいて
ということに気づいていた
いまさら?だけれど
今まで
家族が入院しても
気にしていなかったというのか
どこかばかにしていた
ようなところがあった
ごめんなさい
その頃
お世話になったドクターに
感謝しないとねと
ぼんやり思うようになっていた
ぼんやりじゃなくて
本気で思いなさいよ
なのだけれども アハハ
人ごみのなか
ドクターは買い物かごに
卵を1パック
ぽつんと入れていた
わたしは
ドクターも卵を買うのね?と
思った
それは買うよね
卵くらい
人間だものと思いながら
目があったけれど
ご挨拶をするのも
気まずいかもしれないと思う
普段の診察に
家庭的な
アドバイスや理解があったことから
奥さまに
お料理の途中
ねーパパ
卵がないから買ってきてよ
などと言われて
卵だけ買わされていたりしてね
などと想像した
うふふと思いながら
わたしは
すっぴんボサボサ頭で
買い物を続けた
病院に行く日は
多少はきれいにするけれども
この
すっぴんとボサボサ
なんとかしないとと
いつも思う
かかりつけに行く日は
すっぴんボサボサがさらにひどい
体調が悪いから
きれいもなにもないけれどね
でもさ
呼吸器のドクターって
お買い物途中に
わたしみたいに
ゲホゲホしているひとがいたら
無意識に診断してしまうのかな
呼吸をしていないひと
なんていないから
家族に相談
家族に 相談
頭のなかでそんな言葉を
つぶやきながら
わたしは
どうしようもない気がしてきていた
パートナーに相談したけれど
結局
いつものように
無視をされて終わった
姉に相談したら
医療の本当のところ
みたいな情報を教えてくれた
しばらく悩んで
高額なので見送ることにした
次の診察日になり
わたしはドクターに
息子がふたりとも
私立に通っているので
学費が高くて
せっかくですが
今回は見送ります
すみません…と返事をした
ドクターは
薬価が下がるまで待ちましょうと
おっしゃって
わたしみたいな喘息のタイプの
女性によく効く吸入薬を
うまく処方してくださった
変更したら
喘息の調子について
前より良くなりましたか
同じですかと
ドクターが聞く
同じですが
少し他の具合が悪いですと
わたしが答えると
前のお薬にもどしてみる
ということを丁寧にしてくださった
おかげで
効果のある吸入薬が見つかった
吸入量が多すぎても
効果がないことを
例えばなしで説明してくださる
発作止めを持っていれば
行楽地に行っても良い
しばらく外出は禁止です
なども教えてくださった
ドクターが
息子さん私立に通われているのですか
優秀ですね
うらやましいです
うちなんて全然ダメでと
おっしゃった
わたしは
やっぱりお子さんがいるのねと
微笑みながら
そんな そんな 先生と
言った
今は紹介状をもらって
最終的に近所の
優しいかかりつけで
お世話になっているのだけれど
以前入院した総合病院では
3年間くらいかな
長くお世話になっていた
ドクターがいる
いつもおだやかで的確
優秀
説明もわかりやすくて上手な
ドクターだった
その先生のおかげで
わからんちんのわたしは
わからんちんな質問をしながら
喘息を受け入れていった
わたし
誰か横で呼吸をしているような音がして
ドクター
発作ですよ
わたし
発作が起きたら外出しない方が
いいのですか
ドクター
できれば2 3日は安静にしてくださいね
という具合に
今から考えると
おかしな質問なのだけれど
わたしは真面目に納得していた
アハハ恥ずかしい
ドクターは
計算も記憶力も
他のドクターより正確なひと
という印象だった
わたしの名前も
覚えてくださっていた
わたしはなんとなく
若いドクターだけれども
奥さまとお子さんがいて
家庭があり
お医者さんの家系のかた
なのかなと
想像していた
なんていうのか
診察が上手だからなんとなく
診察室に馴染みがあるような
気がして
そんなドクターと
高額な治療をしてみるかどうか
というはなしになったことがある
ご家族と相談して
お返事聞かせてくださいねと
言われたので
はいと答えて
わたしは診察室を出た
夢は叶うと思った出来事があった
先日アートなカフェラテに
きゅきゅっと感激して
人生は感激の連続だわと
思ったわたし
だったけれど
その後
コンシェルジュに
尊敬の眼差しを向けながら
次にいただく
カフェアートは
くまちゃんがいいなと
考えていた
くまちゃん くまちゃん
実はテディベア好きなわたし
くまちゃんが
ケースを持っていると
指輪なんかも
キュートに見えてしまうこのごろ
初めてのカフェアートは
白鳥だったので
美しく感動もしたのだけれども
次回はくまちゃんがいい♥と
わたしは密かに期待していた
なんと
2回目に来店して
運ばれてきたのはくまちゃん
もしかしてわたし
くまちゃんがいいという
顔をしていた?
キョロキョロ
わぁ嬉しい かわいい♥
かわいそうで飲めない
うそ♪
きゅきゅきゅきゅっと感激
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