神隠しのように
ちょっと早いですが
暑いので怖いおはなし
これは
友人の男性の経験談
なのだけれども彼はボーイスカウトで
登山をしていた
山頂あたりで
子供ふたりである場所に
印をつけ
逆方向に歩いていく
というゲームが始まった
彼はまっすぐ歩いて
しげみのようなところに
入っていったらしい
振り返ると
もうひとりの子も
ボーイスカウトのひと達も
誰もいなかった
急いで印のところまでもどるけれど
印などなかった
その間
ボーイスカウトのみんなは
いなくなった彼を
必死でさがしていたらしく
まるで神隠しのように
みんなの方からも彼が
見えなかった
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