遠くに嫁ぐと決まった頃
わたしが遠くに嫁ぐと決まった時
行かないでと
泣く友人がいた
母は
昔の時代に
海外にいたおばあちゃんに比べたら
近い
幸せならいいのだと言った
パートナーが
ガチガチで
結婚の挨拶に実家に来た時は
両親とも喜んで
挨拶が終わると
母は嬉しくて泣いていた
父は
パートナーをやけに気に入っていて
飛行機代を出すから
会いに行ってこいなどと
応援してくれていた
ずっと男女交際を禁止していた
両親とは思えなかった
挨拶の日に父も
息子ができたと喜んだ
少し前に
何をやってもうまくいかずに
結婚を大反対され
家族で泣いて苦しんだこと
わたしの苦しみは
いったいなんだったの?と思うほどに
なにもかも順調で
その反対されたひと
今は未練もなにもないけれど
その男性と結婚していれば
今も両親の近くに住み
両親のそばにいられたでしょうに
どういうわけか
数回しか会っていないパートナーの
ところ関東に
あれよあれよと嫁ぐことになったのだから
縁とは不思議なもの
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