笑わなくなったわたし
最近はないのだけれど
以前はよく
夢のなかで
子供の学校の校長先生に向かって
時に両親に向かって
涙ながらに
お願いだからわかって
助けてくださいと
何かを叫んでいた
声がうまく出ないのだけれど
かすれたまま
ずっと叫んでいた
起きると必ず泣いていた
わたしは小さなころから
相談にのってくれるひとに
恵まれていたと思う
自分でもよく
友人や家族にはなしをしながら
コロコロと笑い
天真爛漫に生きてきた
どちらかというと
わがままなひとだったのかな
けれど結婚してから
気がついたら
ひとりですべて
抱えるようになっていた
我慢ばかりして
相談がうまくできなくなった
相談=ひどく緊張することに
なっていった
荷物はもちろんひとりで
背負うようになった
実際に持つ荷物の方もね…
伝わらないことばかりで
口がへの字になった
ついにはパートナーの前で
笑わなくなった
パートナーは
あの壮絶な結婚反対監禁事件から
わたしを救いだしてくれたひとで
あの時パートナーと
結婚することがなかったら
わたしはどうなっていたか
わからない
壮絶な反対があり
努力があり
壮絶な別れがあり
出会いがあったわけだ
壮絶な祝福もあったわけだ
などと考えてみる
まてよ
けれどわたしはあの時
親が悲しむ姿を見たくなくて
自分のやりたいことをすべて
我慢した
我慢しすぎは前からかも
性格なのかな
親から逃げたかったから
結婚したのかもしれない
となると
パートナーに少しは感謝しつつも笑
わたしの生き方
魂と
パートナーが
ずれてきているのではないかしらと
感じる
この笑わなくなったわたしは
なんだろうと思う
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