もったいないね
中学生の時
垣に赤い花さく
いつかのあの家
ゆめに帰るその庭
はるかな昔
鳥のうた木々めぐり
そよかぜに花ゆらぐ
という曲が好きで
先生の前で好きな曲を歌う
という
試験曲に選んで歌ってみたら
学年最高得点をもらった
ということがあった
きっと両親は
そんなわたしを見て
音楽の世界へと
考えていたのだと思う
わたしが得意なのは
ピアノではなく
歌と絵だったわけなのだけれど…
ピアノと茶道を
両親が力をいれてやらせようとしていたのは
茶道は
母が茶道の先生だから余計に
なのだけれど
ピアノは
知らないなりに
才能だと思っていたり
女の子なら
という勝手なイメージだったり
したのかしらと思う
わたしは
さほど努力しなくてもできることを
すぐにできてしまうから
そのままでいいと
ほったらかしにするところがあって
ひとはもったいないねと言うけれど
自分では
数学も作文も得意だったから
自分が何をしてよいのかわからなかった
今は
次男の才能を
わたしが
もったいないねと思っている
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