もてるがきっかけで
告白されたり
ラブレターが靴に入っていたりが
続いて
ファンクラブの男子が
25人くらいかな
突然家に遊びに来た
ということがあった
25人は
休み時間に
妙なハチマキをして
ファンクラブの歌を歌っていた集団の
代表
みたいなひとたちで
わたしは部屋の奥の方に
怖くて隠れた
ももちゃん
ファンクラブのひと? とやらが
いらっしゃったよ
たくさん
と
母に呼ばれて
さらにガクガクして隠れていた
祖母は
究極もてもてな
究極のお嬢様
だったので
父は
もも姫はおばあちゃんに似て
かわいいからな
それにしてもすごいな
などと話していたものの
姉と母は
もてる
ということがあまりなかったので
免疫がなく
初めての経験に
母は騒ぎたてた
母は
汚らわしいと言いながらも
親戚に自慢していた
それから
もも姫に
悪い虫がつくかもしれないと
まわりから
散々言われ始めるようになる
小さなころから
お花が咲いたみたい
姫様
女優さんみたい
だけではなく
男好きする
などと好き勝手言われてきた
ややお年頃になり
グレードアップしてきた
というかんじで
同級生との交際を申し込む
同級生の叔父さんが
現れたり
男子に自転車で追いかけられたり
体育館の裏で
男子におなかを殴られたり
女子からの嫉妬やいじめ
かわいいと思ってんじゃないよブスが
始まったりと
わたしはわたしで
嬉しくもなく
ただ大変だった
母は心配のあまり
記事にも書いたように
男性が 男性がと
あらぬ疑いをわたしに
かけるようになった
母の友人の旦那さんが
ホテルでわたしを見た(嘘)
妊娠しているのではと
言い出したことがあって
ありもしないことで
母にひどく怒られたり
泣かれたり
生まなきゃ良かった
遊び人
もも家の恥さらしとまで言われ
わたしは
男性とおつきあいも
したことがなかったのに
いったい何?と
思った
わたしも母が嫌いだった
はやく自立したかった
とにかくブスになろうと
思った
それしか
自分を守る方法が思いつかなかった
今なら
ファンクラブのみなさまに
窓からおもちでも
投げているかもしれないけれども
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