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2019年2月28日 (木)

桜と白い息

雨のなか

車から

よそ見をして桜の木をみた


薄暗い

雲に囲まれて

木はしっとりとしているようで


車から外に出たら

わたしの吐く息はなぜか

白く

小さくふわふわ

ふわふわとしていて


遠くの霧がかった木々は

雪空のいろ

のようだけれど


桜は今年も

咲かせるのだろうと

遠い遠い過去の記憶の

桜の花びらが舞う幻を

頭によぎらせて


あれはやはり

ただの夢だったろうか


誰かと

約束していたなら

いつまでも

桜のしたで

頬を染めながら

待っていたいと思うのです

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