クレーム
すっかり次男は優しく立派な男性に
成長している
けれどおおらかにとは 笑
あとは食べてくれたらね…
などと思いながら
誰にでも間違いはあるからね
とふたり同時に言った
わたしはそれから
次男になだめられながらも
コーラが飲みたかったと
超せこいことを考えた
思い出せば
前に間違えられた時なんて
間違えた品はそのまま
割引券やお詫びの品までいただけたのに
渡したコーラなのだから
よかったらどうぞではないの?
もう飲んだかもしれないのにさ
あのコーラ誰のよ
そもそもコーラが入っていないひとがいるでしょう
だいたい
一台前の車がクレームを言ったから
動揺してのことでしょう
ならば3台続けて間違えているじゃない
クレームで動揺するなら
少し休んでから
先頭に立たせなさいよ
わたしだって
クレームで動揺して
間違えたことがあるもの
もうそういう
きりかえのできないひとはね
少し離れるようにしないと
いけないんだ
気にせずわりきり
こなせるひとをね
先頭に立たせてさ
しばらく奥で休ませるとかね
と思った
わたしはクレームを言われたくないから
これ以上は
クレームを言わないことにした
ひとを呪わば
みたいなやつね
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