君と桜と
桜から新芽がのぞき
花びらが風にまう
きみもこの光景を
どこかでみているだろうか
この花びらを
アスファルトに散る花びらを
はかなさと同時に
目の前を横切る切なさを
握りしめようとしてまた
手からこぼれ落ちるけだるさを
どこかで知るだろうか
新しい緑に
瞳をにじませながら
美しいとつぶやいて
ポトン ポトンと
しずくを心に落とした
小さなわたしを
思い出すだろうか
やけに大きな桜の木が
夢のようで
どこか枯れているように
見えるのに
音など何も聞こえないでいる
« うがは | トップページ | ニュースになる前に知る »
« うがは | トップページ | ニュースになる前に知る »
コメント