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2019年6月 2日 (日)

わたしの発作も

わたしが喘息で入院した時も

パートナーは30cmずつくらい歩いて

嫌な表情を見せ

救急車を呼ばなかった


パートナーが車を出すまで

わたしはどんどん悪化して

すぐ近くの救急病院に到着した時は

声がうまく出なくなり

恐怖を感じて

救急のロータリーあたりで

わたしだけ

転ぶように車から降りた


受付までなんとか歩き

シューシューシューシュー言いながら

診察券を持っていたら

そのまま診察 処置

入院になった


それまで

息子の病気で通院していて

パートナーのひどい言動は

わかっていたようなものの


息子のことは

わたしがやっていて


わたし自身は

その入院の1ヶ月前

実家で入院するまで

たいした病気をしたことが

なかったので

このような状況になるとは

想像していなかった


救急受付でうまく声が出ないので

パートナーに

わたしのかわりに話してもらい

手続きしてもらおうとふりかえった時


パートナーは駐車場に車を停めて

駐車カードを出していた

その後

警備員さん入り口前で

お見舞いのひと名簿に名前を書いていた


わたしは

シューシューしながら

転ぶように車を降りて良かったと

思った


パートナーは

よく知った救急外来なのに

受付やわたしの方は一度も見なかった


その後

病院に入ってきていたはずが

どこかでコーヒーを飲んでいたらしくて

見つからなかった


入院が決まると

パートナーは

チッと舌打ちした


救急受付のひとは

付き添いできたはずの

パートナーがなにもしない事態が

理解できなかったようで


知らん顔をしているパートナーを

待つわけにもいかず

わたしだけを

急いで案内してくださったのだけれど


看護師さんは

報告や

入院書類の記入のため

パートナーを探していて


本当にご主人?と言われた


けれどわたしは

息子のために

生きなければいけない


パートナーに

惑わされている場合ではなかった


わたしと同じく

倒れて運ばれたひとがいた


そのひとのご主人は

もちろん一緒に診察室に入っていた


入院が決まってからも

ご主人が心配して

ずっと寄り添っていたらしくて


次の日

わたしが病室のベッドに

座っていたら


ご主人がね

本当に心配して心配して

という

掃除のおばさんの話し声が聞こえた


掃除のおばさんが

わたしのベッドにやってきて

退院ですか?と言った

入院したばかりです…


パートナーは

わたしの体調が悪いと

明日

昼から会社に行くねと

言う


子供のことや

食事のことなどを

昼まで手伝ってくれるのだわと思い

ありがとうと言うと


パートナーは次の日

昼まで寝て

じゃ 

とひとこと 会社に行く

というパターン


入院した日も

看護師さんからパートナーは

帰って入院準備をしてきてくださいと

言われたのだけれど


次の日の昼過ぎまで来なかった


パートナーはふたりの息子を放置して

昼過ぎまで寝ていたらしく


わたしは

パートナーが

すぐ持ってくると言ったので

何もレンタルしないで

歯ブラシもパジャマも

飲み物もコップもタオルもないまま

ずっと待っていた


パートナーは

けだるそうに病室に

やっときて

昼過ぎまで寝ていたと話した


わたしのことは

帰っている間も

病室に来た時も

一度も心配しなかった


メモを渡して

息子たちをよろしくと

お願いしたら

パートナーは

できないとあっさり断った


わたしは

病気を治すどころではなかった


それからは

いざというときのヘルパーさんを探したり

食材は宅配できるようにしたり


子供たちには

自分でできるように

さまざまなことを教えた

 

だけれどもし

わたしがまた入院したら

息子たちがどうなるかを考えると

今も怖い


次男は

わたしの入院を

いつも心配している


わたしはずっと

真面目に治療しているので

大丈夫だと思うけれど


元気でいなければ


悲しいことに

ずっと

こうやって不安なまま


わたしと息子たちは

生きている

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