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2019年7月25日 (木)

青空の彼への思い

桜が咲いたら

青空の彼に会いたいと

それから一緒に

蛍を見たいと


七夕がきたらどこかそわそわして

花火があがれば

せつなくなり

紅葉をひとり眺め

雪景色をしんみりと見つめる


年中空を仰いでは

青空の彼などと勝手に呼び


きれいな花が咲けば

見てもらいたくなり

おいしいものを食べれば

一緒に食べたくなる


美しい景色を見れば伝えたくなる

彼がいったいいま

どのようなことが嬉しくて

どのようなことが苦しいのだろうと

考える


こんなことをおばかなわたしは

10年も続けてきた


最近

季節と彼をごっちゃにするのを

止めてみると

波立たない心が心地よく思えて


わたしに

友人として または恋人として

愛情を向けてもらうことの

ない相手を

一方的に思うことは

どこかが途方もなく疲れて

仕方がないことだとわかる


恋などということは

いい加減にしておこう


きっとこれは

彼への執着で

恋ではないのだ


彼をすっかり理想化して

心が騒いでいるだけで

いつか幻滅するはずだ

などと考えてもみた


10年

側にいたわけでもないのに

いつまでも好きなんて

わたしはただの気持ち悪いひと

なのではないかと恥ずかしくもなる


自分でも気持ち悪くて

忘れてくれないこの心を

もて余している


なぜ昨日会ったかのように

彼のことが毎日頭によぎるのか

10年前は

タブーとしても

おそらくわたしに

魅力がなくてふられたわけで


あれから10年も経過して

彼はわたしのことなど

すっかり思い出しもしないだろうに


なぜ

昨日会ったかのように

毎日思うのか


心がつながっているように

感じるのか

本当にわからない

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momo

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