失ってからも思うこと
青空の彼が
わたしの前からいなくなる
前から
わたしは
彼がわたしにとって
失ってはいけない大切なひとだと
思っていて
なんとか
つながっていたいと
みっともなくもがいていたのだけれど
無残にも
糸が切れたみたいに
彼はいなくなってしまった
だけれど今も時々
彼の
わたしが逃げている
という言葉や
大丈夫だよ
という言葉を
当時は誤解していたことも
あったけれど
何かあるたびに思い出して
わたしの心に響かせている
いまだ
彼の笑顔や言葉が
わたしを助けてくれている
なんて
どれだけ大切なひとだったか
ため息が出る
10年
思い出さない日はなかった
今も
大切なひとであることには
かわりなく
これからも大切なひとで
失ってからもわかる大切なひとである
ということは
間違いない
わたしは彼に
何もしてあげられなかったけれど
ありがとう
そこにいてくれてと
今も思ふ
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