グレーの世界
そもそも長男が嫌がることをしてきたのは
わたしではなく
パートナーだ
なぜわたしが責められているのかと
いまさらながら気づく
わたしとパートナーが
喧嘩をして
納得のいくまで話し合えたことは
今まで一度もない
いつも
こちらが答えようとすると
最初のひと文字くらいで怒鳴られる
聞いてほしいと
わたしが続けて話そうとすると
だまれ だまれ
うるさい うるさい
もうわかったとさっきから
言っているのに
わかった しつこいと
叫ぶ
パートナーは
一度も言っていない
もうわかったを何度も言っているように
言い
何も話していないので
わかったわけもなく
まだわたしは
何も話していないのに
しつこいと言っている
大声で
わたしの声を聞こえないようにするから
喧嘩がまともにできたことがない
パートナーは
トラブルと察知したら
このようにしてわめき回避して
その後平然としている
大事なはなしは
わたしが話し始めると
必ず走って逃げる
ということを繰り返している
パートナーとの時間が長かったからか
大事にはしてもらえない
という怖さがいつも心にあって
それは
わたしがワガママだから
わたしが悪いから
いつまでもこんなで
解決できない
幸せな世界など空想にすぎない
ひとりで子育てを頑張ってきたのに
わたしは
必要のない人間で
母親としても
女性としても
なんの価値もない人間なんだに
続いていく
昔 DVと診断された時
パートナーと戦わなくてもいいんですよ
逃げるのは悪いことではないんですよと
言ってくださった
ドクターの言葉を思い出す
今思えば
人生には逃げた方がいい時と
逃げない方がいい時が
あると思う
それを絶対に逃げないで
頑張りすぎると
いつか心が麻痺してきて
色も音も風も
そこにあるのに
気がつかなくなる
世の中はすべてグレーになり
何にも気がつかなくなる
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